仲村宗悟さん(左)とウルトラマンレグロス(右) 撮影/真下裕(Studio WINDS)

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『ウルトラギャラクシーファイト』(以下、ギャラファイ)シリーズのスピンオフ『ウルトラマンレグロス』が、「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信された。ギャラファイ第3作『運命の衝突』でデビューしたウルトラマンレグロスの過去、そして新たな戦いが描かれ、レグロスのさらなる活躍を期待させる作品となっていた。

今回はレグロスの声を担当するほか、『ウルトラマンレグロス』のOP・EDを歌唱する仲村宗悟さんに、配信を迎えての心境や作品、キャラクターへの想いを、本編の内容に踏み込んで伺った。

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◆レグロスはやっぱり謎の男?◆

――『ウルトラマンレグロス ファーストミッション』(以下、ファーストミッション)を含めた、レグロスが主役の作品が全て配信されましたが、仲村さんがレグロスに抱いた印象を教えてください。

仲村 全編通して見ても、レグロスは謎の男だという印象が強いです。ヴォルカンに「お前、もしや……」「まさか、あの星の者か!」とか言われていて、「結局どこの誰なんだい?」と(笑)。でも、心根にはすごく優しい気持ちを持っていて、だからこそ仲間たちが倒されたとき、怒りの感情に飲み込まれそうになってしまう。そこで「怒りに飲み込まれるな」という言葉を思い出し、守るために拳を振るうと思い直すのがとても素直だし、レグロスの良いところだと感じました。レグロスは記憶喪失で、コスモ幻獣拳を学ぶ中で精神が強くなるキャラだったので、演じるときはウルトラマンだから、主役だからといって、陽になりすぎないことを意識しました。

――『ウルトラマンレグロス』のアフレコは、『ギャラファイ』と同じタイミングだったのでしょうか?

仲村 はい、物語の時系列に沿って『ウルトラマンレグロス』から録ったんです。レグロスがどういう人なのかを作り込んだうえで、『ギャラファイ』のレグロスを演じられました。

――改めて『ギャラファイ』を見返すと、新しい発見がありそうです。先ほど性格の面でのレグロスの魅力をお話いただきましたが、ほかにレグロスで好きなところは?

仲村 コスモ幻獣拳の仲間たちの力を、状況に合わせて使い分けて戦うのがカッコいいですよね! 仲間や兄弟子たちの力を宿していることに、レグロスが一人じゃないと感じられるのが熱いですし、相手の弱点に応じて戦えるところに強キャラ感を覚えます。

――『ファーストミッション』は、まさにそんなレグロスの強さが発揮されていましたね。

仲村 『ファーストミッション』ではレグロスはもちろん、リブットもカッコよかったです。ソラを助けに現れたシーンや戦う姿が、駒田航のお芝居も含めて、リブットの誠実な感じがすごく伝わってきました。レグロスもギャラクシーレスキューフォースの一員になりましたし、これから二人がバディみたいな関係になって、一緒に宇宙の平和を守っていけたらうれしいですね。

◆アブソリュートディアボロとの関係の行方◆

――『ウルトラマンレグロス』の中で、お気に入りのキャラクターは?

仲村 トゥバーンのやんちゃな感じがたまらなく好きなんですよね。悪ぶっているんだけど芯が通っていて、優しさをしっかり持っているところがいいなと。マグマ星人たちもメチャクチャ悪いことをしているんですが、お芝居も相まってひょうきんに見えて、憎みきれない感じが面白いと思います。あとは何と言ってもディアスですよ! 声が石田彰さんだと発表された時点で「こいつ裏切るのか」とネットで言われていたのを、「大正解!」と思いながら見ていました(笑)。声を当てると発表されただけで裏切る予想をされるなんて、石田さんの存在感はすさまじいなって。ディアスのフォルムを見て、「こいつがアブソリュートディアボロになるのかな」と予想している人を、結構見かけたことも驚きました。

――そんなディアスの正体であるアブソリュートディアボロについて、どのような印象をお持ちですか?

仲村 いやぁ、とんでもないですねアイツは! 本当に優しいところが一つもない。マスターアルーデから剛力破牛拳を奪い取るなんて、とんでもないやつですよ。しかも、たくさんあるコアを全部潰さないと倒せないことも厄介で。マスターの力を吸収するシーンは、力の取り込み方が悪いやつならではだし、ディアボロの特性を知らしめる重要な場面で好きなんですけど。

――ディアボロとレグロスは、今後も拳を交える機会がありそうです。

仲村 個人的には、ディアボロには最後まで悪いやつでいてほしいし、レグロスにはディアボロを完璧に倒してほしいです。一緒に修行した仲間だと思っていたのに裏切られて……という関係性をここまでの話で見せているので、やっぱりレグロスの手で引導を渡すのが一番じゃないかなと。もうディアボロをボッコボコのギッタンギッタンにして(笑)、奪われたマスターの力を取り戻したいです。

――確かに、ディアボロに剛力破牛拳を奪われたままですからね。

仲村 マスターが使っていた剛力破牛拳は、桁違いに強いですから。マグマ星人の宇宙船を一撃で壊滅させていましたし。僕の理想を言うなら、最終的にはレグロスが剛力破牛拳も使えるようになれたら最高だな、と思っています。

◆レグロスの人間態を演じたい!◆

――仲村さんはウルトラマン関係の配信やイベントにも何度か出演されていますが、特に思い出に残っているものはなんでしょうか?

仲村 去年末のリアルイベントは印象に残っています(ウルトラギャラクシーファイトスペシャルナイト)。リブット役の駒田や坂本(浩一)監督と一緒に出られたこともうれしかったですし、坂本監督から裏話を伺えたのも貴重な経験でした。それに、このイベントまではネタバレ厳禁で、話せることがあまりにも少なかったんです。あのときは話せることも増えていたし、何より『ファーストミッション』をご覧になったお客さんが目の前にいた。みんなからの反応を直に体感できて、とてもありがたい機会でしたね。OPの『fist of hope』をフルで歌唱できたことも含めて、とても楽しかったです。

――今は『ウルトラマンレグロス』も全編配信されましたし、またファンの方と接するようなイベントがあるといいですよね。

仲村 そうですね。まだEDの『Rain forecast (REGULOS ver.)』は『ウルトラマンレグロス』関連のステージでは歌っていないので、OPとあわせて歌うことができたらいいなと。

――仲村さんご自身が、ウルトラマンシリーズの中でやってみたいことはありますか?

仲村 レグロスの人間態が出るとしたら、仲村宗悟なんですかね(笑)。スーツアクターは変わらず大久保(洸成)さんにやってもらって、人間態が出るときはぜひ僕が演じてみたいです。

――ウルトラマンゼロの声を担当する宮野真守さんが以前、ゼロの人間態を演じていましたから(『ウルトラマンプレミア2011 東京公演』)、実現するかもしれません。

仲村 そうなんだ! じゃあ、本当に演じられるかもしれないですね。

――ただ、レグロスの人間態となるとアクションシーンを演じるハードルが。

仲村 確かに。でも、僕は体を動かすのが嫌いじゃないし、坂本監督にイベントの裏で構えとか教えていただいたので、そのときは頑張って練習します!

――その日が訪れることを期待しています! 最後にレグロスのファンに向けてメッセージを。

仲村 最初に『ウルトラマンレグロス』の情報が出てから、なかなか続報が出ずにやきもきしていた人も多いと思います。僕もやっと配信日を迎えて、皆様にお届けできたことがすごくうれしいです。ぜひ何度でも見返してほしいですし、自分のお気に入りのシーン、好きな幻獣闘士の仲間たち、怪獣を見つけて、僕に伝える機会があればぜひ教えてほしいです。これからもよろしくお願いいたします!

<Profile>
なかむら・しゅうご
7月28日生まれ。沖縄県出身。アクロス エンタテインメント所属。22年配信『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』よりウルトラマンレグロスを演じている。最近の出演作に『Opus.COLORs』(織堂優一)、映画『THE FIRST SLAM DUNK』(宮城リョータ)など