スマホで撮ってすぐ印刷、盛り上がる小型フォトプリンタ
キヤノンの CP1500 は、小型の卓上プリンタ。オプションを買えばバッテリーでも利用できるが、基本的にAC電源で使う。Wi-Fiで接続し、スマホだけでなくカメラやパソコンからの印刷にも対応する。iPhoneやiPad用の「AirPrint」やAndroid用の「Mopria Print Service」にも対応し、簡単に印刷できる。
同じくキヤノンの PV-223 は、「スマホ専用」を謳うミニプリンタ。バッテリー内蔵の手のひらサイズで持ち歩いて使える。本体カラーはホワイト、ピンク、ブルーの3色。いずれも落ち着いた淡い色合いだ。花柄をあしらった着せ替えプレートも用意されている。専用アプリでスマホから簡単に印刷できる。キヤノンのプリンターはいずれもシールに印刷できるのが特徴だ。
富士フイルムの instax mini Link 2 も「スマホプリンター」だ。こちらも手のひらサイズでバッテリーで動く。専用アプリで印刷が簡単にできるうえ、本体を動かして、ズームインやズームアウトする機能などを備え、スマホとの連携が多彩だ。チェキ用のフィルムがそのまま使えるため、幅広い用紙を選ぶこともできる。
小型フォトプリンタのメーカーシェアは、6月時点でキヤノンが59.5%、富士フイルムが40.1%。2社で99.6%を占める寡占市場だ。特に近年は富士フイルムの伸びが目立つ。メーカーシェアでは1年で6.6ポイントも伸ばした。この3年の間で市場全体の販売台数は1.4倍に拡大。トップシェアキヤノンも1.2倍になったが、富士フイルムは2.6倍と大幅に売り上げを伸ばしている。プリンタ付きコンパクトデジカメ「instax mini EVO」も、チェキ用のフィルムを使う同社の大ヒット商品。相乗効果も大きい。
写真撮影の主役がカメラからスマホに移行して久しい。見返す際も画面で直接見るスタイルが一般的になった。しかし、写真を印刷して楽しみたいというニーズはまた健在のようだ。(BCN・道越一郎)
