AI Infinity(株) (TDB企業コード:733023690、資本金2645万円、東京都港区南青山3-1-3、代表春芽健生氏)は、5月17日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は大江耕治弁護士(東京都千代田区麹町4-1、桃尾・松尾・難波法律事務所、電話03-3288-2080)。債権届け出期間は6月14日まで。

 当社は、2017年(平成29年)12月に設立。(株)エムティーアイ(東証プライム、TDB企業コード:987557964)の連結子会社として、国内の大手企業から中小企業を得意先に、人工知能(AI)技術を活用してシステム開発およびソリューション事業を手がけていた。AIによる自然言語処理、音声認識、画像解析などを組み合わせた複合技術を駆使したソリューションを強みに、2020年11月期には年収入高約1708万円を計上していた。

 しかし、当初想定したようには事業が軌道に乗らず収入高を確保できず、2022年11月期の年収入高は約850万円まで減少。この間、開発費や経費が先行して赤字決算が続くなど厳しい運営を強いられていた。こうしたなか、親会社からの支援が限界に達して、資金繰りの見通しが立たなくなったことで事業継続を断念し、今回の措置となった。

 負債は債権者約21名に対し約6347万5000円。