▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)

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【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】

◆シンザン記念の注目馬

 明けましておめでとうございます。

 年末・年始、いかがお過ごしでしたか?

 私の2022年の仕事納めは、30日の競輪グランプリだったのですが、振り返ると昨年は競輪にボートにと競馬以外の公営競技の配信に参加させてもらいました。

 非常に良かった点は、配信の仕方や出演されている方々の熱量など競馬との違いを肌で感じることができた点だったのですが、最後の最後で両者に関わる重要な点に気づかされました。それは、誰が解説をするか。

 競馬でもそうなのですが、同じ事柄でもAと判断する人もいれば真逆の発想Bと捉える方も存在をし、初心者にとっては、その聞く解説者によってAの道かBの道かに分かれるところが…。

 よって私自身、コロナ禍前に行われていた競馬初心者講座に講師として出演した際は、なるべく自分だけの意見や見解を押し付けないようにし、幅広い視点やお客様自身が考えるスペースを残す形で臨んでいたのですが、時折ご一緒した解説の方の中には、私とは真逆の見解でも、微塵の迷いもなく正解のように説く方もおられ、内心(そうじゃないのになぁ…)と思いながらも、反論すれば相手のプライドや立場を傷つけてしまいかねないですし、何よりもお客さまを混乱させてしまう形となりそうで口を閉ざしたことも。

 今、競輪&ボートが初心者だからこそ、その時のことが思い起こされると共に、改めて、競馬を解説する1人として、どう見解・分析をして、どのように伝えるか? が非常に大切だとも思いました。また2022年に感じたことがもう1つ。有馬記念のパドックやチャンピオンズCなどで特に感じたのですが、やはり馬は生き物。当日のパドックでデキが非常に大切。

 これまでは週中に新聞やネット等で挙げた買い目を変更することはタブーだと思い極力同じ馬券をフジテレビ「みんなのKEIBA」で購入してきましたが、今年からの中継における「みんなの夢馬券」は、当日のパドックのみの買い目「単勝・複勝」「馬連・ワイド」の2パターンのみに切り替えることにしていこうと思います。

 さて日曜日の重賞・シンザン記念ですが7頭立てに。現時点での注目は、クファシル。

 新馬でのパドックでの体重からは想像もできない軽やかな歩きに魅了されました。

 レースにおいては、前半、少しハミを噛みそうなところもありましたが、追いきりでの併せ馬の際もおさまっていましたし、心配しすぎないでいいようにも…。あとは当日のパドックで落ち着いていることを願います。

 それでは皆さん、本年もお付き合いのほどよろしくお願い致します。

 ホソジュンでしたぁ。