今年の高校野球から新ルール。「継続試合」とは?
CBCスポーツアナウンサーの江田亮が、スポーツにまつわる豆知識を解説するCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!〜朝からP・O・N』「スポーツの小枝」のコーナー。8月16日の放送では、現在開催中の夏の甲子園(第104回全国高校野球選手権大会)で、今年から採用された「継続試合」について。聞き手は多田しげおです。
コールドゲームとノーゲーム
勝敗と関係なく試合が終わらせるケースは、どういうものがあるのでしょう。
これがいわゆるコールドゲームです。
5回まで進んでいない場合はなかったことになります。ノーゲームです。また翌日以降、1回からやり直します」
ところが、今年の春から「継続試合」というルールが適用されるようになったそうです。
継続試合とは?
継続試合とはどういったものでしょうか。
江田「今までは5回を基点にして超えるか超えないかでした。継続試合は、どこで終わろうとも、翌日以降そこから始めます。アウトカウントもイニングもランナーの状況もまったく中断した時のままで持ち越すというものです」
コールドゲームもノーゲームもありません。雨でいったん中断し、例えば明くる日にボールカウントも同じ、出場メンバーも同じで最下位するわけです。
ノーゲームの問題点
なぜ「継続試合」というルールが生まれたのでしょうか?
江田「一番大きな起点は、2009年にあった、広島県如水館高校と高知県高知高校の第91回夏の甲子園の一回戦。
これが2試合連続で5回まで試合が続かなくてノーゲームとなった。3回目は高知高校が勝ちました。それまでの2回の試合は如水館高校がリードしていました。
例えば雨でノーゲームになった。負けていたチームからすると、一回負けていたから失うものはない、気持ち的には楽になる。
さらにノーゲームは記録に残りません。ホームランを打っていても記録に残らない」
試合がノーゲームになると、いろいろ影響があったのです。
1試合に3日!?
それで今年の春から継続試合が始まったのですが、適用された例はあるのでしょうか?
江田「地方予選では適用されたところもあります。いい面では雨が降ってきた時に早めにやめられます。明日から続ければいいと、判断が早くなる。
実際にあった例として、最後までやる、コールドがないので、次の日もまた次の日も雨だったらやる。1試合やるのに3日かかったゲームがあります。日程が延びる可能性もあります」
日本高校野球連盟は、今春の第94回選抜高校野球大会、今夏の全国選手権大会、全国軟式選手権大会に継続試合を適用すると決めています。
多田「選手にとっては違うドラマが生まれていたんでしょうね」
江田「同じ状況から始めても雰囲気は同じではないですから。いろんなことに影響します。どっちがいいか難しいですけど」
継続試合の適用によって、選手が雨の中で試合をするということは少なくなりそうです。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!〜朝からP・O・N
2022年08月16日07時39分〜抜粋(Radikoタイムフリー)
