ガソリンスタンドで給油中の男性(画像は『NEXTA 2022年7月30日付Twitter「A man in #Chelyabinsk region, #Russia decided to light a cigarette at a petrol station.」』のスクリーンショット)

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日本ではガソリンスタンドでエンジンをかけたまま給油することは禁止されているが、理由の一つとして気化したガソリンに引火する危険性があるからという。そんな場所でタバコを吸うのはとんでもないことだが、このほどロシアの男性がガソリンスタンドで給油中にタバコに火をつけようとして危うく大惨事を招くところだった。『The Daily Star』『LIFE.ru』などが伝えている。

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先月30日、ロシア最大のSNS「フコンタクテ(VKontakte)」に投稿された動画が多くの関心を集めている。動画はロシアのチェリャビンスクにあるガソリンスタンドに設置された監視カメラが捉えたもので、白い車を停車させてガソリンを給油している男性の姿があった。

男性は、あるまじきことに給油口のすぐ近くでタバコに火をつけようとした。火は気化したガソリンに一瞬のうちに引火し、男性の顔の前で大きな炎が上がった。驚いた男性は後ろに仰け反った後、慌てて車の給油口からガソリンのノズルを抜いたが、そのノズルからガソリンが吹き出して炎はさらに大きくなった。

その直後に炎は車に燃え移り、男性はパニックになりながらも運転席に乗って車を炎から離れた場所へと移動させ、まだ炎が上がっている給油機のもとへと戻り、消火器を使用した。『NEXTA』がTwitterでこの動画を紹介したところ26万回以上再生され、次のような声が届いている。

「初歩的なことが分からないなんて! なんて頭が悪いの!」
「だから学校で化学と物理を教える必要があるんだよ。まったく!」
「ある種の人は脳みそじゃなく砂が詰まってるから、あんな風に火をつけちゃうんだよ。」
「頭に問題がある人は車じゃなく徒歩で移動させて、頭を冷やしてもらうべき。」

なおロシアのメディア『LIFE.ru』によると、動画の男性は特に大きな怪我をすることはなかったものの、SNSで動画が拡散されたことで多くの失笑を買ってしまったようだ。しかしこのような失態は彼だけではない。アメリカでは今年2月に給油中の男を逮捕しようとした保安官代理が、事もあろうにガソリンスタンドでテーザー銃を使用し、男が火だるまになってしまうという騒ぎがあった。

画像は『NEXTA 2022年7月30日付Twitter「A man in #Chelyabinsk region, #Russia decided to light a cigarette at a petrol station.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)