61歳・石野真子さんが健やかな理由。たまにサボっても続けてきたルーティンとは?
10代で芸能界デビューして以来、常に最前線で活動してきた石野真子さん。数多くのドラマに出演されている石野さんですが、9月にはなんと6年ぶりとなる舞台『きっとこれもリハーサル』に出演されます。
『きっとこれもリハーサル』石野真子さんインタビュー

そこで今回は石野さんに、久しぶりの舞台への意気込み、そして日々を健やかに過ごすために心がけていることをお伺いしました。
●キャリアを積んだ今でも変わらない緊張

舞台『きっとこれもリハーサル』は、石野さん演じる4人家族の母が発した「喪主の練習がしたいの」という突拍子もない一言から、お葬式のリハーサルが始まるというストーリーです。「終活」がテーマの今作に、石野さんはどのような印象を抱いたのでしょうか?
「『終活』という言葉は、ここ数年でよく耳にするようになりましたよね。ワードだけ見ると少し衝撃的ですが、この作品はコメディ。家族の愛情から生まれるとても前向きな話で、誰もが向かう『終わりのとき』について舞台ならではのユーモアを交えながら展開していきます。私は、すでに自立している2人の子を持つ母親役。ここ数年で生きることについて考える機会が増えました。だからこそ、私と同年代の方だけでなく、『近くて遠い? 愛おしいけどやっかい? わかっているようでわかり合えていない存在?』である『家族』ってなんだろうという身近な疑問に、共感して頂けるのではないかなと思っています」
ゆっくり丁寧に、作品についての想いを語る石野さんに、久しぶりに舞台に立つ心境について尋ねると、朗らかに答えてくれました。
「このようなご時世での舞台ということで、もちろん心配事もありますが…それでも直接お客さまの前でお芝居ができること。とても有難い機会を頂けました。よく、『もう仕事で緊張なんてしないんじゃないですか?』なんて聞かれたりもしますが、早くそうなりたいです! 舞台に限らず、いつも目の前のお仕事に緊張でいっぱいいっぱいです」
●ゆるく続けていたらルーティンになったことも

仕事に対して真摯に向き合っている石野さんですが、自身からするとオンとオフの切り替えもあまり得意ではないのだとか。
「家にいても仕事のことをぐずぐず考えてしまって、いつも学校の宿題を抱えているような気分(笑)。でも、そんなときこそ気分転換をします。たとえば料理。難しいものはつくらないですが、食材を切る時間や、どんな器に盛りつけをしようかと想像するひとときは楽しいです。ひとりで器を探しに出かけることもあるので、うちには和食器から洋食器までいろんな器がありますが、今は新しく買うのをセーブしています。また、ベランダのお花の手入れをしたり、手紙を書いたりする時間も。ハガキにちょっとした絵を添えて友人に送ると、『この絵、あなたが描いたの!?』なんて反応が返ってきて。特別とは言えないひと手間ですけど、なんだか日常の彩りを楽しんでいる気がします」
ワクワクとした笑顔でそう語り、続けて身体を健やかに保つ習慣についても教えてくれました。
「ずっと続けているのがスクワット。毎日絶対やる! と決めているわけではなくて、サボる日もあります。サボったっていいと思いながらゆるく続けていたら、いつの間にかルーティンになっていました」
●自分を褒めることで、プラスの気持ちを積み重ねる

日々過ごしていると、当然自分の思うようにいかないことも多々あります。そんなとき、石野さんは「自分を褒めること」を大切にされているそうです。
「仕事で落ち込むこともたくさんあります。そういうときは『昨日はダメだったけど今日はうまくいった!』『無事に撮影が終わった! 今日も無事でなにより』ってシンプルに自分を褒めてプラスの気持ちを積み重ねて、なんとかここまできたように思います。
ESSE読者の皆さんは、いかがですか? 忙しくて自分に甘くなんて無理〜! と思われている方もいらっしゃると思いますが、ご自分を是非大切に甘々で…(笑)。女性は強いから変化に対応しながらいろんなことをきっと同時にされているかと思います。でも、それを全部自分ひとりでがんばりすぎないでね。周りを頼ったり自分を褒めたりすることもがんばってほしいです。私なんて自分を褒めちぎってやってきましたから。そうやってできた余白の中で、日常を楽しめたらすてきですよね」
