ベルギー代表の「歴史上最高ベストイレブン」
本日EURO2020のグループステージ第3節でフィンランド代表と対戦するベルギー。ここまで2連勝を飾って決勝トーナメント進出を決めており、優勝に向けていいスタートを切っている。
今回は『HLN』がかつて読者の投票で決定していた「ベルギー代表の歴代ベストイレブン」をご紹介する。
GK:ティボー・クルトワ

ベルギーの名GKといえば、もちろんあの井川慶も憧れたというミシェル・プロドームである。とはいえ、実績ではもはやティボー・クルトワのほうが上回っているとも言える。
あれよあれよという間に29歳で84cap。時折見せる尊大な態度が問題になるときもあるが、その実力は誰も文句のつけようのないものだ。
右SB:エリック・ゲレツ

若いファンはトマ・ムニエやトビー・アルデルヴァイレルトが入らないのかという疑問が湧いてくるかもしれないが、1980年代にエリック・ゲレツの貢献は傑出していた。その代表キャップ数は86に達している。
1980年のEUROで決勝に到達したチームの一員であり、88年にはPSVアイントホーフェンのメンバーとしてUEFAカップを制覇している。そして監督としても数々のチームを率いて活躍した。
CB:ヴァンサン・コンパニ

マンチェスター・シティとベルギー代表におけるインスピレーション溢れるキャプテン。数多くの怪我に悩まされながらも多くのトロフィーをキャビネットに積み上げてきた人物だ。
過去10年間では世界で最も穏やかで上品なディフェンダーであった。過去2回のワールドカップでベルギーのリーダーを務め、誰にでも尊敬されるパーソナリティを持っていた。
CB:フィリップ・アルベール

ニューカッスル・ユナイテッドのレジェンドであるアルベールは、イングランドでの見事なパフォーマンスと、90年代なかばにピーター・シュマイケルを相手に決めた大胆なロブシュートで知られている。
キャップ数は41とそれほど多くはないとも言えるが、1994年のワールドカップでのパフォーマンスによって絶大な人気を獲得した。現在は解説者を務めながら生鮮食品のビジネスで成功しているそう。
左SB:ヤン・ヴェルトンゲン

トッテナムで長くプレーしていた重鎮DFは、ベルギー代表でも重要な存在であり続けた。2018年には100capに到達し、それからも出場数を増やし続けている。
もちろんセンターバックとしてもサイドバックでも一流だった。両方のポジションでレジェンドとして記憶されることになるだろう。
DMF:ヴィルフリート・ヴァン・ムール

EURO1980で準優勝を果たしたベルギー代表で中心的な存在だったヴァン・ムール。その大会では間違いなく最高の選手だったと評価されている。小さい体でエネルギッシュに動き続けるミッドフィルダーであった。その時はすでに34歳で、9年間も代表を引退してから復帰したにもかかわらずだ。
またボールを持った時の質も高く、非常にレベルの高いMFであった。スタンダール・リエージュなどで印象的なキャリアを過ごした選手だったが、残念ながら監督としてはコミュニケーションが得意ではなかったとのことで成功していない。
DMF:アクセル・ヴィツェル

現在ボルシア・ドルトムントでプレーしているアフロヘアーの印象的なMF。30代になってもその万能選手ぶりは見事なものであり、上品にゲームを作ることができ、守備では激しくプレーができる。
一度中国に移籍した時はパフォーマンスの下落が心配されたが、彼にはそんな懸念は必要がなかった。代表でもパフォーマンスは一切落ちることがなく、出場数も111capを数えている。
右MF:ポール・ヴァン・ヒムスト

このリストで最も高齢の選手だが、多くのファンが彼の功績を忘れずにいる。2003年には投票によって「過去50年間のベルギー代表におけるベストプレーヤー」に選出されている。
1960年から74年の間、MFながら代表で81試合に出場し30ゴールを奪取した。そして1980年に公開された映画「勝利への脱出」ではミシェル・フィルという役名で俳優として出演している。
OMF:ケヴィン・デ・ブライネ

近年のベルギー代表においてのベストプレーヤーは誰なのか、という問いの回答は楽だ。ケヴィン・デ・ブライネと答えれば誰もが納得するであろうから。マルク・ヴィルモッツでももはや太刀打ちできないほどの存在だ。
間違いなくプレミアリーグの歴史上最高のプレイメイカーであり、司令塔であり、チャンスメイカーである。ベルギー代表でも29歳で81capに達しており、これからも長く重要な存在であり続けるはず。
左MF:エデン・アザール

2018年のワールドカップで傑出したパフォーマンスを見せたアザール。チェルシーでのキャリアでは2回のプレミアリーグ優勝をクラブにもたらした。
エンツォ・シーフォなのか彼なのかという点で議論はあるだろうが、実績としてはすでにアザールが大きく上回っているといえる。レアル・マドリーに移籍してからの印象が悪すぎるが…ここからの復活に期待したい。
CF:ロメル・ルカク

80年代に活躍した名FWヤン・クーレマンスと悩む方もいるだろうが、それでもルカクが記録してきた95cap62ゴールという記録は圧倒的だ。しかもまだ28歳という年齢であり、これからもどこまで伸びるのか。
プレミアリーグではなかなか良いところを見せられずにいたものの、イタリア・セリエAへの移籍で生活を改善させたことで大復活を遂げた。アザールもそれに続いてほしいところである。
