販売休止が発表された「ミロ」

写真拡大

ネスレ日本が麦芽飲料「ネスレ ミロ」3製品について、2021年3月頃まで一時販売休止とすることを発表した。

ツイッター投稿きっかけにブーム

ネスレ日本株式会社は同社公式サイトで「『ネスレ ミロ』販売休止のお知らせ」を掲載。「麦芽飲料『ネスレ ミロ』の下記3製品について、安定した供給の継続が困難になりました為、販売を休止いたします」として、「ネスレ ミロ オリジナル 240g」「ネスレ ミロ オリジナル 700g」「ネスレ ミロ オリジナル スティック5本」の3製品の一時販売休止をアナウンスした。

数量ベースで前年比約7倍の注文が続き、供給計画をはるかに上回ったためだという。「ネスレ ミロ オリジナル 240g」は9月末にも販売を休止しており、11月16日から出荷を再開したものの、再度の販売休止となる。

現在増産を続けているものの、「ミロ」は「原料をシンガポールから輸入している製品であり、十分な供給体制を整えるのに時間を要します。その為、販売再開は、2021年3月以降になる見通しです」としている。

「ミロ」の品薄の原因とされている理由のひとつが、2020年7月〜8月頃に相次いで投稿された、「貧血」や「疲れ」に悩む人にミロを勧める、一般ユーザーのツイートだ。こうした投稿が、これまでの主なターゲットだった子どもたちのみならず、大人にもミロを飲む人を増やしたとみられる。実際、「Googleトレンド」でのデータでも、このタイミングで検索件数が3倍近くに増えていることが確認できる。

今回の販売休止のニュースに際しても、「ミロ販売休止まじ???」「ミロ常飲しているので販売休止困る...」とする大人のコメントも多い。

「被害者」は子どもたち?

すでに店頭での買い占めやメルカリなどのフリマアプリでは転売「ミロまでメルカリ業者のターゲットにされるのか...」「既にメルカリで転売されまくってるな、ミロ」「メルカリ見てみたら案の定大量に出品が、、、、、ミロ製造中止になっちゃったじゃん!!」と憤る人の投稿も増えている。

「ミロ」は1歳半前後から飲むことができ栄養補給として子どもに飲ませている人も多いため、「お薬が飲めなくてミロで何とか誤魔化して飲ませてるお母さんがいるんだよ、買い占めとかやめてくれよ」「巻き込まれてる子供たちお気の毒」とする声も多い。

また、"ミロ"にかけて「それミロ、だから言ったじゃないか」「ミロが品薄になって早速『ほれミロ』「ざまあミロ』というコメントを発見。」とのツイートも散見された。