クリスマスも目前に迫り、子供のプレゼントをこっそり購入しているお父さん・お母さんもいることだろう。

子供が小さい場合、特に気を付けたいのが「サンタさんの正体」がバレてしまうことだ。当日までプレゼントを隠すことはできても、包装紙に入った社名、レシート、値札など、本当にささいなことから子供たちはすべてを察してしまう。

そんな中、ツイッターではヨドバシカメラの店員が行った「神対応」が話題になっている。


本来ならここにハンコが押されるが...(画像は仔鹿リナ@lina_kojikaさん提供)

「クリスマス用にヨドバシでNintendo Switchを買ったら、『贈る方はサンタを信じてますか?信じてませんか?』という質問があり、『信じておられるお子様の場合、箱の保証書に当店のスタンプを押さない保証方法をご提案しております。』って神対応すぎる」

2019年12月18日、そう投稿したのは漫画家の仔鹿リナ(@lina_kojika)さん。ヨドバシカメラ宇都宮店で子供のクリスマスプレゼントを購入した際、買った店が分からないようハンコをあえて押さないという対応を受けたという。

Jタウンネットが詳しい状況を聞いたところ、仔鹿さんは自分からクリスマスプレゼントだと明かしたわけではなく、予想外の対応だったとのこと。

「店員さんの対応はものごしも柔らかく、笑顔で素晴らしかったです」

と話している。有料ではあるが、社名の入っていない包装紙やリボンにすることもできたそうだ。

店員の粋な計らいは「個別対応」

小さなこととはいえ、サンタさんの正体がバレないよう細心の注意を払ってくれた店員さんの粋な対応。ツイッターでは仔鹿さんの投稿に対し、

「素晴らしい!幼少の頃、知ってる玩具屋さんの包装紙でサンタがいないと悟ったからこういうサービス本当に神対応!」
「自分は保証書の店舗名捺印で全てを悟りました。子どもの着眼点をよく分かってる神サービス」
「量販店でこのサービスは神すぎる...もちろん繁忙期にこんなことやってたら普通スタッフが死ぬからそれはそれとして考えなきゃいけないが、なるべく夢を壊さない素敵なお店だな」

といった称賛の声が寄せられている。店舗名の入ったハンコや包装紙でサンタさんの正体に気づくケースが少なくない中、今回の対応はかなり行き届いた対応ともいえる。

このような気遣いは全店舗で行っているのだろうか。Jタウンネットは12月19日、ヨドバシカメラの広報担当を取材した。

担当者によれば、これは仔鹿さんを対応した店員による「個別の対応」だったとのこと。今回の出来事については、

「宇都宮店の責任者が会話をして、そうした方が喜ばれるかなということで個別対応をしたと聞いております」

と説明した。

仔鹿さんの投稿にあった社名のない包装紙やリボンは、クリスマス限定のギフトバッグとのこと。デザインもクリスマス仕様になっており、こちらは全社的な取り組みだ。

しかしヨドバシカメラでは、クリスマスの時期に関わらず、基本的には保証書の欄にハンコを押すのがルールになっている。つまり対応した店員は社内ルールとは異なることをしたわけだが、担当者は今回の対応について、

「対応したことがお客様にとても喜ばれたと判断しております。お客様の気持ちに寄り添ったとてもいい対応だったと思います」

と話している。

ちなみに箱のハンコはなくとも商品の保証については問題ない。仔鹿さんは店員から、

「レシートがハンコのかわりになるので、これを親が保存しておけば大丈夫だそうです。外箱(保証書)コントローラー等のビニール袋にも商品ナンバーの入ったバーコードが貼ってあるので、開封した後もとっておいてくださいと、丁寧に教えていただくことができました」

との案内を受けたという。

投稿欄には他の家電量販店でも同じような対応を受けたとの声が寄せられている。子供たちに喜んでもらいたいと思うのは、親だけではないということだ。