アップル、iPhone 11 Proが意図しない位置情報収集をした理由を説明。UWB規制ルールを守るため
この問題についてアップルが改めて理由を説明するとともに、将来的にはiOSのアップデートで位置追跡を完全にブロックするオプションを用意すると回答しています。アップルは米TechCrunchに対して、iPhone 11 Proが位置情報サービスを無効にしていても追跡し続ける理由は、新たに搭載したUWB(ウルトラワイドバンド)技術によるものだと語っています。
アップルの広報担当者いわく、UWBは業界標準の技術であり、特定の場所ではオフにする義務がある国際的な規制要件の対象となっているとのこと。そのため「iOSは位置情報サービスを使用して、iPhoneがこれらの禁止された場所にあるかどうかを判断し、UWBを無効にして規制を遵守しています」と語っています。
さらに「UWB規制遵守の管理と位置データの使用はすべてデバイス上で行われ、アップルはユーザーの位置データを収集していません」とのこと。すなわち収集された位置データの処理はiPhone内部で完結しており、外部サーバーに送信されていないと確認されています。
こうしたアップルの主張は、Guardian FirewallのCEOでiOSセキュリティの専門家であるWill Strafac氏のツイートでも裏付けられています。同氏は位置情報データがリモートS-サーバーに送信されている「証拠がない」と述べていました。
FWIW, tried to dig into this and replicate.
- Will Strafach (@chronic) December 5, 2019
it is very likely that it is something locally which does not have an exposed switch, no evidence of data sent to remote servers.
begs the question: why does Apple not answer for this directly? https://t.co/5Ht2hA30CR
そしてアップルは今後のiOSアップデートで、本機能のオンオフを切り替える専用オプションも用意すると表明しています。
今回のアップルの説明はそれ自体で論理が成立しているものであり、セキュリティ専門家の確認もなされています。それだけに、もっと早く詳細な説明をしていればプライバシー情報の扱いに関する憶測も広がらなかったはず。今後はより外部からの疑問に対して真摯に答える姿勢が求められそうです。
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