衣類の染料に遺伝子組み換え微生物を使う
ジーンズなどの染料となるインディゴの9割以上が石油由来原料だが、製造過程で温室効果ガスを発生する。衣類を染める過程でも染まりやすくするための薬品が必要で、その排出が水質汚染につながるとして世界的問題となっている。スマートセルを利用した原料はこれらの排出がなく、環境に優しい製造法として注目が集まる。
同成分は大阪産業技術研究所が開発した芳香物を生成するスマートセルに、サトウキビ由来のグルコースを与えて生成する。今後、原料の純度を調整することで色のバリエーションを増やし、差別化する考え。
微生物の餌となるグルコースは綿を分解しても生成できるため「将来的には衣類をリサイクルして染料を作る」計画だ。
マイクロバイオファクトリーはスマートセルを利用した化合物の製造に取り組むベンチャー企業。インディゴのほかにも、接着剤としての利用が期待される「ヒドロキシチロソール」や医薬品の原料となる「チロソール」の生成などに取り組む。
