トランスは8月7日、価値観と雇用傾向に関する調査結果を発表した。対象は20代〜50代の働く5808人で、インターネット上で実施した。

その人が内向的か外交的か、感性的か論理的かなどの観点から、人を「伝道師タイプ」、「サポータータイプ」など8つに分類。価値観タイプと年収との関連を見ると、20代では、内省型かつ論理を重視する「専門家タイプ」が、30代では外向型かつ論理を重視する「指導者タイプ」が最も高年収だった。

一方で、年収が最も低かったのは、20代は「芸術家タイプ」、30代では「伝道師タイプ」だった。調査を実施したトランスは「この結果は、年齢によって企業内で求められる役割が変化していることに起因すると考えられる」とコメントしている。

「イノベータータイプは起業家に多いが、社会としては希少種。年代経験に関係なく人気」


同社によると、「創造的か安定的か」、「調和、依存を重視するか、結果、独立を意識するか」という軸で見た時、人は、創造的かつ結果重視の「イノベータータイプ」、創造的かつ調和的な「クリエイタータイプ」、安定と結果を重視する「エクスパンダータイプ」、安定と調和を重視する「サポータータイプ」の4つに分けられるという。

全ての年代を対象にそれぞれのタイプの出現率を見ると、最も多いのは「サポータータイプ」(51%)。その後「エクスパンダー」(21%)、「クリエイター」(17%)、「イノベーター」(11%)と続いた。

20代で500万円以上稼ぐ人に限ってみると、創造的で結果を重視する「イノベータータイプ」の割合が最も多く、他タイプの2倍以上の出現率だった。最も割合が少なかったのは「サポータータイプ」だった。

ITベンチャー企業の経営者20人の価値観を調査したところ、この調査ではすべての社長・代表取締役が「イノベータータイプ」だった。また取締役全体でも8割が「イノベータータイプ」だった。イノベータータイプは全年代における価値観別の平均年収の中で最も年収が高くなっている。調査を実施した同社はこの結果について、

「『創造』と『結果』を重視する『イノベーター』タイプは起業家には多いが、社会全体としては希少種のため、年代や会社の業種・規模に関係なく社会から求められ年収が高くなっていると考えられる」

と分析している。