走行場所によってはメーカー推奨の交換サイクルでは遅いことも

 最近のクルマはどんどんとメンテナンスフリー化が進み、自分で点検できるところもかなり少なくなっているが、それでもまだ残っているところもある。メンテナンスフリーなのに点検が必要ということは、その重要は高いとも言える。

 バッテリーやオイルなどが挙げられるが、エアクリーナーもそのひとつ。こちらは自分でも交換できるので、ぜひ点検・交換を励行したいところだが、ボックスに入っているため怠りがちなパーツでもある。

 もちろん放置すると、エンジンへの空気の取り込み効率が悪くなったり、量そのものも減ってしまうので、燃費やパワーのダウンが起こる。

 自動車メーカーでは2万kmぐらいを指定しているが、都市部だとそれでも遅いかもしれない。ただオイルと違って目視で判断できるので、ボックスから取り出して表面をチェックすればいい。ちなみにボックスのフタの取り外し方は、フックやネジで止まっていて、なかには場所の関係で取り外しにくいクルマもあるので、事前に確認しておくといい。

交換は簡単だが慎重にやらないとエンジンの寿命を縮めることに

 チェックの基準としてはまず薄汚れている程度なら問題なし。すき間に虫の死骸が挟まっていることもあるので、軽く全体を叩いて取り除いておこう。交換すべきなのは、全体が黒くなっていたり、ベタベタしている場合。こうなると目詰まりが起きているし、叩いたり、エアで吹いても落とすことはできないので交換するしかない。とくに薄くオイルが塗られている湿式はなおさらだ。

 そもそもフィルター代は安いものなので、ケチらないのが基本。ただし、吸入口やボックス形状によっては汚れにムラが出ることも。さらに左右対称の形で、向きを変えられることもあるが、そうすると汚れていない部分を空気が通過できるので、より長く使うことはできる。

 戻すときは所定の位置にしっかりとはめ込んで、フタもズレがないようにはめる。フックなどで固定するときもすき間があると、汚れた空気がそのままエンジンに入ってしまうので、少しでもはめにくいときは今一度はまり具合を見た方がいい。

 すき間からゴミが入ると、ピストンやシリンダーまわりにキズがつくことがあり、エンジン寿命自体が短くなってしまうので要注意だ。