思わぬ災難に見舞われたアリアス photo/Getty Images

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チリ代表のGKガブリエル・アリアス(31歳)が、自身のInstagramアカウントを閉鎖した。

アリアスは日本時間4日に行われたコパ・アメリカ2019の準決勝(ペルー代表戦)に出場。チリ代表が0-1とリードされて迎えた前半38分、同選手が最終ラインの背後に送られたパスを処理すべくペナルティエリア外に飛び出したものの、相手MFアンドレ・カリージョに呆気なくかわされる形に。ボールはカリージョからMFジョシマール・ジョトゥンにわたり、チリ代表はリードを2点に広げられた。同代表は後半もこのビハインドを挽回できず、最終スコア0-3で敗北。コパ・アメリカ3連覇の夢が断たれた。

チリメディア『EL DINAMO』などによると、不用意な飛び出しで失点に絡んでしまったアリアスのInstagramアカウントに、同選手に対する誹謗中傷が数多く寄せられたとのこと。また、息子を含む同選手の家族にむけても侮辱的な言葉や脅迫文が複数寄せられたことから、同選手がアカウントの閉鎖を決断したと同メディアが伝えている。

今回のコパ・アメリカでも、ミスをした選手に対する誹謗中傷や敬意に欠ける言葉が後を絶たない。先日も準々決勝(チリ代表戦)のPK戦でキックを失敗したコロンビア代表のDFウィリアム・テシージョに、「エスコバルと同じ運命を辿れ」とのメッセージが寄せられたばかりである(※元コロンビア代表のエスコバルはアメリカW杯で敗退に繋がるオウンゴールを喫し、帰国後に何者かによって射殺された)。選手に思慮分別のない言葉を浴びせる者に対し、サッカー界全体でより厳正な対応をしていく必要があるのかもしれない。

【ペルー戦でのアリアスの飛び出し】


参照元:Twitter

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