“銀河系”レアル、C・ロナウド退団の余波 2000年代初の「バロンドール受賞者0人」
フィーゴから続いてきた欧州年間最優秀選手の系譜が途切れる
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは今夏9シーズン過ごしたレアル・マドリードを離れ、イタリア・セリエA王者ユベントスへ移籍した。
“銀河系軍団”と呼ばれ、毎シーズンのように多くのスター選手を擁するレアルだが、C・ロナウドの移籍によって2000年代に入ってからは初めて“バロンドール受賞者”不在になったと、スペイン紙「マルカ」が報じた。
バロンドールは「フランス・フットボール」誌選定の候補者の中から、各国の記者投票によって受賞者が決定する。C・ロナウドはバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと並ぶ史上最多タイとなる5度の受賞を誇る。
レアルは代々、そのタイトルホルダーとなったトップ選手を多く擁してきた。18年前の2000-01シーズン開幕前には、その年のバロンドールを受賞した元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴを宿敵バルセロナから獲得した。
そして、翌年には1998年の受賞者である元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン、さらに翌年には97年と2002年の受賞者である元ブラジル代表FWロナウドも立て続けに獲得。04-05シーズン終了後にフィーゴが退団したが、入れ替わる形で元イングランド代表FWマイケル・オーウェン(01年受賞)が加入し、4シーズン連続で3人のバロンドーラーを抱えていた。
07-08からの2シーズンは元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ(06年受賞)一人だったが、09年夏にはC・ロナウドと元ブラジル代表MFカカ(07年受賞)をダブルで獲得。2人は4シーズンにわたってともにプレーした。
今年の受賞有力候補にはモドリッチやヴァランの名前も…
13年にカカが退団して以降は、C・ロナウド一人となった。そして、ついにポルトガルのカリスマFWが去ったことで、チームは2000年以降で初めてバロンドール受賞者不在のまま開幕を迎えることになりそうだ。
現代のサッカーシーンにおいて、バロンドール受賞歴がある現役選手は、過去10年もの長きにわたってタイトルを分け合ってきたC・ロナウドとバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのみという状況。メッシが宿敵レアルに移籍する可能性は現実的にありえないことを踏まえれば、このまま開幕を迎えることは確実だ。
今年のバロンドールの行方はまだ分からないが、ロシア・ワールドカップ(W杯)とUEFAチャンピオンズリーグを同時に制したフランス代表DFラファエル・ヴァランや、W杯準優勝に貢献したクロアチア代表MFルカ・モドリッチといったレアルの選手も、有力候補として名前が挙がっている。
(Football ZONE web編集部)
