学生の窓口編集部

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現在では、女性の着用するテニスウエアは裾が膝上になるミニスカートが主流ですね。テニスは動きの激しいスポーツですから、裾が絡まないようにと丈の短いスカートになるのはやむを得ないところなのでしょう。でも、女性のテニスウエアがミニスカートになったのはいつからなのでしょう!?

■テニス女子はもともとロングスカートでした!

近代のテニスは元々はお金持ちの間で楽しまれていたスポーツ。プレーヤーは紳士、淑女ですから、当時の倫理観も反映して女性が脚を露出するような服を着てプレーするようなことはありませんでした。記録や古い写真をあさってみますと、女性プレーヤーのテニスウエアは裾の長いロングスカートを基調としています。

テニスの歴史は古く、テニスの大会として最も有名な「ウィンブルドン選手権大会」はなんと1877年(明治10年)に開催されています。女子シングル競技が大会に加えられたのは1884年です。今から130年以上も前に、すでに女性テニスプレーヤーがウィンブルドンで戦っていたのです。

■ウィンブルドンの歴史上初!のミニスカ女性プレーヤーは!?

では、現在につながるようなミニスカートを身に着けてプレーした初めての女性は誰なのでしょうか。残念ながら、最初にテニスウエアをミニスカートにした女性ははっきりしません。しかし、ウィンブルドンの大会で初めてミニスカートを着用してプレーしたのは「Gertrude Moran(ガートルード・モラン)」という女性のようです。

「1949年のウィンブルドン大会で、試合中に彼女のknickers(ニッカーズ)が見えてしまうほど短いスカートを着用してプレーした」とのことです(記事末の「ウィンブルドン大会の歴史に残る物議を醸した女性のウエア」を参照)。

「knickers」(ニッカーズ)というのは、主にイギリスで用いられる言葉で「婦人用下着」のこと。もっと簡単にいえばショーツです。モランが着用していたこのショーツ(当時なので半ズボンに近いです)がフリルがたくさん付いたデザインになっていました。これが後の「アンダースコート」につながります。

モランの服装はウィンブルドンの歴史の中でも画期的なもので、当時相当に物議を醸しました。このおかげでモラン選手は「Gorgeous Gussie(ゴージャス・ギジー)」と呼ばれましたが、オール・イングランド・クラブ・コミティからは「テニスに下品と罪をもたらす」と非難されました。

モラン選手の後、1958年にKarol Fageros(キャロル・フェイジェロス)という選手がスカートの下に「金ラメのショーツ」を着用してトーナメントから禁止されたということもありました。キャロルさんは白いショーツにはき替えたそうです。

ちなみにフリルの付いた「アンダースコート」は現在ではほとんど見ることはできません。現在の女性テニスプレーヤーは、スコートの下にはボクサータイプのショートスパッツを着用していることが多いですね。

⇒The Most Controversial Women's Outfits In Wimbledon History
http://u111u.info/mEfl

(高橋モータース@dcp)