画面1 「ダウンロード」をクリックする

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USBメモリーは、携帯性にすぐれ、利用も簡単な記憶メディアとして広く普及している。会社と自宅など、複数のパソコンでデータをやりとりしたい人や、ネットブックを利用していて、あまりハードディスク内にデータを保存したくないという人にも有用なメディアだ。

このUSBメモリー、記憶容量もけっこう大きいものがあるので、単に作成したWordやExcelなどのデータを保存するだけでなく、コンパクトなものなら、ちょっとしたソフトを持ち運ぶこともできる。
今回は、そんなUSBメモリーで利用できるフリーソフトを3本紹介しよう。

■知っ得 No.0100 USBメモリーで利用できる便利ソフト5
今回紹介するのは、「UnplugDrive Portable」と「あやめ」、「ClamWin Portable」の3本。どれも非常に便利なソフトなので、ぜひ活用してもらいたい。

●デバイスを安全に停止する「UnplugDrive Portable」
「UnplugDrive Portable」は、デバイスを取り外し可能にしてくれるソフトだ。USBメモリーは、取り外すときに「ハードウェアの安全な取り外し」を実行しなくてはならないが、これが案外面倒だ。UnplugDrive Portableなら、USBメモリーにコピーしたプログラムファイルを直接実行することで、そのデバイスを簡単に停止することができる。

UnplugDrive Portableのサイト(http://homepage3.nifty.com/yamakox/UnplugDrivePortable/)にアクセスし、「ダウンロード」をクリックする(画面1)。ダウンロードしたzipファイルを解凍し、UnplugDrive.exeをUSBメモリーにコピーする。

このコピーしたUnplugDrive.exeをダブルクリックすれば、デバイスの停止が実行される(画面2)。デバイスの停止中には、メッセージの左端に「車両通行止め」のようなマークが表示されているので、必ずこれが消えたのを確認してからUSBメモリーをパソコンから取り外そう。
画面1 「ダウンロード」をクリックする画面2 デバイスが停止された

●ポップアップメニュー型ランチャー「あやめ」
「あやめ」は、USBメモリーに入れて持ち運ぶことのできるランチャーソフトだ。画面の端にわずか幅1ピクセルのバーで表示されるので、画面の小さいネットブックでも邪魔にならないのがうれしい。バーをクリックすれば、メニューが開くようになっている。

あやめのサイト(http://hp.vector.co.jp/authors/VA019601/index.html)にアクセスし、「ENTER」をクリック。画面上部の「Soft」をクリックし、「自作ソフト」を選択する。22番にあやめがあるので、「Download」をクリックする(画面3)。Vectorのページに移動するので、[ダウンロード]をクリックしてダウンロードしよう。ダウンロードしたzipファイルを解凍したら、USBメモリーに保存しておく。

USBメモリーに保存したAyame.exeをダブルクリックすればあやめが起動してタスクトレイに常駐し、画面の上下左右に幅1ピクセルのバーが表示される。あまりに細いので、気づかない人も多いかもしれない。

USBメモリーで利用する場合、1つ注意点がある。複数の環境で使用する可能性があるので、相対パスを使用しなくてはならないのだ。まずはこの設定をしておこう。タスクトレイのあやめアイコンを右クリックし、[オプション設定]を選択したら、[アイテム]タブで[相対パスで管理する]をオンにしておく(画面4)。
画面3 「Download」をクリックする画面4 [相対パスで管理する]をオンにする

あとはタスクトレイのあやめアイコンを左クリックしてランチャーの設定画面を開き、アイテムを登録すれば完了だ(画面5)。画面の端のバーの部分をクリックすれば、ランチャーが表示される(画面6)。
画面5 アイテムを登録する画面6 画面の端をクリックするとランチャーが表示される

●アンチウィルスソフト「ClamWin Portable」
使用しようとしているパソコンにウィルス対策ソフトが入っていなかったら……。そんな時、「ClamWin Portable」をUSBメモリーに入れておけば、すぐに差し込んでウィルス対策を実行できる。

「ClamWin Portable」のサイト(http://portableapps.com/apps/utilities/clamwin_portable)にアクセスし、[Download 0.95.1]をクリックする(画面7)。ダウンロードしたClamWin_Portable_0.95.1.paf.exeをダブルクリックするとインストールが開始されるので、メッセージにしたがってUSBメモリーにインストールしよう。

これでClamWin Portableを使用できるようになるが、このままでは英語なので、日本語化した方がわかりやすいだろう。日本語化のためのソフトは、X-WORKSのサイト(http://works.xworks.org/l10n/security/)に用意されている。「ClamWin Portable 0.95.1 Japanese Patch Release-01」 をクリックしてファイルをダウンロードしよう(画面8)。ダウンロードしたclamwin_portable0951jr01.zipを解凍し、clamwin_portable0951jr01.exeをダブルクリックして、メッセージに従ってClamWin Portableを日本語化しよう。
画面7 [Download 0.95.1]をクリック画面8 「ClamWin Portable 0.95.1 Japanese Patch Release-01」をクリック

日本語化が終了したら、ClamWinPortable.exeをダブルクリックすれば起動する。初めて起動した際には、ウィルス定義ファイルをダウンロードするかどうかメッセージが表示されるので、ダウンロードしておこう。あとはスキャンしたいドライブやフォルダを選択して[スキャン]をクリックすればウィルススキャンが実行される(画面9)。
画面9 対象のドライブを選択して[スキャン]をクリック

これらのソフトはすべて無料で気軽に使用できるので試して欲しい。ただし、ソフトの入ったUSBメモリーを持ち歩くのを忘れてしまうと利用できないので気をつけよう。

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編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
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