『ナショナル・トレジャー』ジョン・タートルトーブ監督「ミステリー解読は芸術発見と同じ」/独占インタビュー
■メインシーンである黄金都市では、相当大きなセットを組まれたと思うのですが、その撮影はどのように行われたのでしょうか
確かにあのセットは、すごく大きいよね。私がこれまで使ったもので、最大のセットだったよ。セットが大きくなると撮影も大変になる。大きなセットなので、いろんなバリエーションの撮影が可能になるけれども、撮影できないところはCGで埋めていかなければならないんだ。で、最初に役者さんがセットを見ると、「すごいな!」という感じを受ける。でも、役者にしても監督にしても、「自分の仕事にこれがどのように影響するんだろう?」、「自分はどうやって、ここで仕事をするんだろう?」と考えるものなんだ。役者さんだったら、ここのシーンのセリフは座って言うと思っていたのに座る場所がないとか、ここではこういう様に歩こうと思っていたのに歩けないなど、具体的に自分の演技にセットがどうはまっていくのかという目で見てしまう。私の場合、大量の水が流れるシーンがあり、何百万ドルものお金を費やして作ったのに関わらず、監督して最初に言ったのは、「この滝はもう少し上の左の方から流れると思っていた」ということなんだ。多分、セットを作ったクルーは家に帰って奥さんに、「あの監督、最低だよ!」と言ってるんだよね(笑)。
■「ナショナル・トレジャー」は宝探しだけではなく、先祖の名誉であったり、家族への思いも重要視されていると思うのでが、なぜでしょうか
前回の作品でも、家族を重要視していた。いってみれば「ナショナル・トレジャー」全体として、家族を大切にしているんだ。さらに、その家族も歴史的に有名な人の家族だけではなく、一般のなんでもない家族も大事している。だから今回は、ベンのお母さんとしてヘレン・ミレンを入れて、ベンの家族を描いたんだ。そから、ライリーとアビゲイルも、ベンの家族の一員だといえる。宝探しの映画で、宝探しの題材だけだと非常に底が浅くて、45分もたせることは出来ない。だから飽きさせないために、本質的な何か重いテーマを入れる必要がある。通常の宝探しでは、超人的な力に頼るところが多いと思うんだ。例えば「シンドバッド」。「インディージョーンズ」もある意味、サイエンスフィクションの所がある。私たちの「ナショナル・トレジャー」は、サイエンスフィクションではない現実のもの、現実の感情を入れているんだ。
■最後に、シリーズ第3弾の構想があれば教えてください
もし、第3弾を作ることなったら探求したい所は沢山あるよ。アメリカは勿論だけれども、ヨーロッパや、日本も視野に入れたいと思っている。日本や中国は、古代のアメリカの歴史と繋がりがあるんじゃないかと思っているしね。だから、他の国の伝説も使って行きたいと考えているよ。でも、今の時点では何もいえない。私自身も今、何を書いているのか分かっていないからね(笑)。
監 督:ジョン・タートルトーブ
出 演:ニコラス・ケイジ、ジョン・ヴォイト、ダイアン・クルーガー、ヘレン・ミレン、 ハーヴェイ・カイテル、ブルース・グリーンウッド、エド・ハリス、ジャスティン・バーサ ほか
配 給:ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン
「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」公式サイト:http://www.disney.co.jp/movies/nt2/
12月21日、全世界同時公開
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