旗上げ戦後の展開が非常に気になるHDNet FIGHTS

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米国版IT長者、マーク・キューバン率いる「HDNet FIGHTS」の第1回大会が、13日(土・現地時間)にテキサス州ダラスのアメリカンエアラインズ・センターで行われる。

 キューバンといえば、ディジタル通信時代を先取りした時代の寵児として90年代半ばにインターネットラジオ局「Audionet」を設立、その後Yahoo!に売却した利益で、高品位テレビ(HDTV)局HDNetを開局。これまでにもズッファ買収前のWEC(ワールド・エクストリーム・ケージファイティング)の中継などを行ってきた。

 そのHDNetが局の名前を冠に謳い本格的にMMA業界に進出。10月5日から毎週金曜日に「INSIDE MMA」というプログラムもバス・ルッテンを司会者にスタートさせている。そして、NBAのダラス・マーベリックスのオーナーでもあるキューバンは、その本拠地であるアメリカンエアラインズ・センターで、自らが「テスト」と明言するMMA興業を行うことなったのだ。

 今回の旗揚げ戦では大箱を使用するものの、テストというだけあって、ラインナップされた10試合の出場メンバーの大半が、地元テキサス州や周辺の州出身の無名選手。UFCベテランのピート・スプラット、ジャスティン・エイラーズ、ドリュー・フィケットや、メインに出場する元修斗ライトヘビー級王者エリック・パーソン以外はほとんど日本では名前の知られてない選手ばかりだ。
 とはいえ、41歳を迎えたパーソンは現在、フリーランス状態のジョシュ・バーネットの参謀として活動しており、彼のメイン起用の裏には噂されるエメリヤーエンコ・ヒョードル以外にも、バーネットの獲得という目論みが見え隠れしているが予想されるなど、いろいろと深読みできる大会だ。

 パーソンという全米屈指のテクニシャンの復帰戦、さらに中村K太郎を破りながらもズッファとの契約が切れたと見られるフィケットの登用があるもののケージの中よりも、ケージ外の事情ばかりが注目を浴びるHDNet FIGHTSの旗揚げ戦。会見後にキューバンの口から語られる今後のプランニングも気になるところだ。

HDNet FIGHTS、主な対戦カード

◆メインイベント ライトヘビー級
エリック・パーソン×ジェフ・フォード
◆第8試合 ウェルター級
ドリュー・フィケット×アンソニー・ラプスレイ
第7試合 ヘビー級
ジャスティン・エイラーズ×マット・トンプソン
◆第6試合 ウェルター級
ピート・スプラット×TJ・ワルドバーガー
※全10試合