◆米大リーグ ドジャース2―3オリオールズ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が20日(日本時間21日)、本拠地・オリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。真美子夫人が第2子を無事出産したと報告した“当日”に2試合ぶりの電撃復帰を果たし、9回先頭で16号ソロを放つなど4打数1安打1打点と存在感を示した。

 この日、大谷の取材対応はなく、試合終了から12分後の午後10時にクラブハウスを出て帰路についた。帰り際にはちょうど先発した山本由伸投手(27)が囲み取材を受けている最中で、大谷は山本に視線をやりながら帰っていった。

 代わって、ロバーツ監督が「(大谷と)少しだけ話したよ。まず翔平と真美子さんにお祝いを伝えた。本人は『体の状態はすごく良い』と言っていた。休みを取れたことも彼には良かったと思う。ただ、それ以外のことについてはあまり話していない。私たちとしてはこれまで通り進めていくだけ」と2人のやりとりを明かした。9回の一発については「大きかったね。結果的に(逆転の)チャンスをつくり、試合をひっくり返す可能性を残してくれた」とたたえた。

 この日、大谷は昨季まで通算6打数2安打3打点だった左腕ロジャーズに対して初回先頭の第1打席は初球打ちで遊飛。4回先頭の第2打席は空振り三振、6回2死の第3打席は遊ゴロと苦戦。それでも、0―3の9回先頭で迎えた第4打席だった。右腕キトレッジの94・2マイル(約151・6キロ)シンカーを捉え、今季最速タイの打球速度114・6マイル(約184・4キロ)、打球角度40度、飛距離413フィート(約126メートル)で中堅右のスタンドまで運んだ。大谷の一発によるこの日初得点に本拠地は大歓声に包まれた。

 現地時間で20日になった直後。大谷は真美子夫人と連名で「私たちの人生において、再びこの素晴らしい一日を共に過ごせることを心からうれしく思います。無事に生まれてきてくれてありがとう」などと英文で第2子が誕生したことを記した。添付された画像には、愛犬デコピンのTシャツを着た赤ちゃんが水色のおくるみに包まれている写真や、第1子が誕生した時と同じく、赤ちゃんの足やデコピンの顔も掲載された。2枚目には単品で水色の布に収まった小さな足。性別は明記しなかったが、大谷家に新たな“リトルルーキー”が加入していた。

 前日19日(同20日)の同戦を欠場した大谷。球団は「父親になるための休暇でチームを離れている。今週末のどこかで復帰する予定」と発表。ロバーツ監督は試合後に「(第2子のことは)ごく最近知った。本当に最近だ」と告白した上で「(出産が)近いと思っていた。そういう状況だった」と明かしていた。大谷は「父親リスト」入りせず、欠場は1試合だけだった。