富士スピードウェイで開催された「ランドクルーザーフェスジャパン2026」レイズブース

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なぜ「ランクル」にレイズのホイールなのか? 見た目だけではない性能向上のメリット

 2026年6月14日、静岡県小山町の富士スピードウェイで開催された「ランドクルーザーフェスジャパン2026」には、1700台を超える数多くのトヨタ「ランドクルーザー」(ランクル)とそのオーナー、ファンが集まり、さまざまなカスタムパーツメーカーも出展しました。

 今回はホイールメーカー「レイズ」のブースで、ランクルに同社のホイールを装着するメリットや注目の最新モデルについて、レイズ東京営業所の篠田氏に聞きました。

【写真】これがTEAM DAYTONA「M6」の新色です!(15枚)

 ランクルといえば、その屈強なつくりと悪路走破性の高さから、世界中で絶大な人気を誇る本格オフローダーです。そんなランクル向けに、レイズが数多くの適合ホイールをラインナップしているのは周知の通りでしょうが、では、なぜランクル乗りはレイズのホイールを選ぶのでしょうか。

「まず、モデルにもよりますが、ホイールが純正よりも軽くなることが大きなメリットです。いわゆる『バネ下重量』が軽くなることで、クルマの運動性能が向上します。例えば、タイヤの大径化によって重量が増えたとしても、ホイールを軽くすることで相殺できますし、トータルで軽くなればブレーキの効きが良くなり、制動距離の短縮が安全性能の向上につながります」(篠田氏)

 また、重量だけでなく剛性や強度の面でもレイズホイールには大きなメリットがあるといいます。特にレイズが得意とする鍛造ホイールは高い剛性を誇ることでも有名です。篠田氏は言います。

「オフロード走行など過酷な環境でランクルを走らせる際、ホイールには想像以上の負荷がかかります。しかしレイズの鍛造ホイールは、砂漠など極めて状態の悪い路面を走るような過酷なレースでも使用されており、その強度は折り紙付きです。街乗りはもちろん、本格的なオフロード走行でもびくともしない強度と剛性がドライバーに安心感を与え、クルマの走りをよりしっかりとしたものにしてくれます」

 ホイール交換といえばドレスアップの効果で語られることが多いですが、軽量化と高剛性化による“走りの質の向上”と“安全性の確保”こそが、多くのランクルオーナーがレイズのホイールを選ぶ大きな理由となっているようです。

TEAM DAYTONA M6の新色は原点回帰の「サンライトシルバー」

 今回のイベントで特に注目を集めていたのが、TEAM DAYTONA(チームデイトナ)シリーズの人気モデル「M6」に設定された新色「サンライトシルバー」です。今回のイベントで初披露されたものでした。

「最近のオフロード向けホイール市場では、ブラックやブロンズといったカラーが主流になっています。そこでわれわれは一度原点に立ち返り、さわやかでスポーティな印象を与えるシルバーを新たに設定しました」と篠田氏は語ります。

レイズのTEAM DAYTONAシリーズ「M6」に設定された新色「サンライトシルバー」(左)

 このサンライトシルバーは、ホイール全体をシルバーで塗装した後、スポークの表面を切削加工することで、光の当たり方によって異なる輝きを放つよう工夫されています。少し離れた場所から見ると、切削された天面がキラリと光り、近づいて見るとベースのシルバーとの質感の違いが分かる、非常に凝ったカラーリングです。

「白いボディのクルマにも、黒いボディのクルマにも似合う、汎用(はんよう)性の高いカラーに仕上がっています。遠目ではシンプルなシルバーに見えても、その輝きの違いに気付いて思わず近くで見てしまう、そんな魅力を持たせています」(篠田氏)

 あえて定番から一歩引いたカラーを選択することで、他とは違う個性を演出しつつクルマ本来の魅力を引き立てる――TEAM DAYTONA M6のサンライトシルバーは、レイズのこだわりが詰まった新色と言えるでしょう。

30年を迎えた「VOLK RACING TE37」 アニバーサリーモデル続々!

 2026年は、レイズの代名詞ともいえる鍛造ホイール「VOLK RACING TE37」が誕生してから30周年です。これを記念して、さまざまなTE37シリーズでアニバーサリーモデルが順次展開されています。

 ブースで特に目を引いたのが、ランクル300などに適合する20インチの大口径モデル「TE37 ウルトララージP.C.D.」の30周年記念仕様です。

「基本的な性能は既存のモデルと変わりませんが、30周年記念モデルだけの特別なディテールが施されています。例えば、ホイールに刻まれる『VOLK RACING』のロゴは、現行のものではなく昔の書体を採用しています。また、エアバルブも現在の標準であるブラックではなく、初期モデルで使われていたブルーのものを復刻しました」(レイズ東京営業所 篠田氏)

 さらに、スポーク部分には「TE37 30th ANNIVERSARY」という記念ロゴがマシニング加工で刻まれています。これはレイズの特許技術「A.M.T.(アドバンスド・マシニング・テクノロジー)」によるもので、立体感のある美しい仕上がりとなっています。

 価格は20インチモデルの定価が1本18万円近くと高価ですが、限定生産という特別感も相まって、すでに多くの問い合わせが寄せられているとのこと。先行して受注が開始された他のTE37シリーズの30周年記念モデルは、工場がうれしい悲鳴を上げるほどの反響とのことです。

「ランドクルーザーフェスジャパン2026」のレイズのブース

 今回の「ランドクルーザーフェスジャパン2026」は、開場前から多くの来場者が列を作るほどの盛況ぶりでした。レイズのブースにも開始と同時に多くのファンが訪れ、展示されたホイールを熱心に眺めたり、スタッフに質問したりする姿が見られました。

「イベント開始前から待ってくださるお客さまがいるというのは、本当にありがたいことです。お子さま連れのお客さまがホイールに興味を持ってくださったり、物販コーナーがにぎわったりと、ファンの皆さまの熱気を肌で感じています」と篠田氏は笑顔で語ってくれました。