[6.13 W杯C組第1節 ブラジル 1-1 モロッコ]

 ブラジル代表対モロッコ代表の注目カードで、今大会初めてVARが介入してコーナーキックがゴールキックに修正される事象が発生した。

 この試合の後半37分、ブラジルのMFマテウス・クーニャがドリブルでペナルティエリア内に侵入して相手DFアイウブ・ブアディと競り合うと、ボールはゴールラインを割った。主審はブアディのラストタッチと判定してブラジルにCKを与えた。ところがこの判定にVARが介入。最後に触れたのはクーニャだったとして、ブラジルのCKが取り消されてモロッコのゴールキックに修正された。

 今大会で採用されている新競技規則では、間違って与えられたCKで再開を遅らせることなく修正できる場合に限って、VARがゴールキックに変更するよう助言することが認められている。このシーンはボールが出てから約10秒でゴールキックに変更。これが今大会初の修正になった。

 なお、CKにすべきだが間違ってゴールキックを与えてしまった場合はVARの介入対象外。また、CKからゴールキックへの修正をVARの介入対象にするかは大会側が決めることになっており、「再開を遅らせることなく」という条件もあることから、各国リーグでは採用せずカメラ台数の多いワールドカップのような大きな大会のみで実施される見込みとなっている。