東京に5回行ってもまだこんなに楽しいのはなぜか―中国ネット
2026年6月4日、中国のSNS・小紅書(RED)に「なぜ東京に5回行ってもまだこんなに楽しいのか」と題した投稿があり、中国のネットユーザーの反響を呼んでいる。
投稿者は、「私はもう5回も東京に行っているのに、東京で感じる楽しさはほとんど薄れていない。これは実は少し異常なことかもしれない。なぜなら、多くの喜びは時間とともに色あせていくものだからだ。初めてお気に入りの店で食事をした時はうれしいが、5回目ともなればそれが当たり前になる。初めて欲しかったグッズを買った時は興奮するが、その後はただ荷物を開封するだけになるかもしれない。だが、東京は私にとってそうではない。おそらくそれは東京が、私の人生におけるいくつかの大切な欲求を満たしてくれる場所だからだと思う」とつづった。
そして、「上海で暮らしていると、私の日常の大半は仕事によって構成されている。月曜から金曜まで出勤し、次の営業日を待つ。しかし東京は違う。東京に着くたびに、1日の過ごし方が自分の趣味を中心に回り始める。今日は展示会へ行き、明日はイベントに参加する。明後日は池袋でショップ巡りをして夜はお気に入りのカフェでのんびり過ごす。多くの人は、東京が楽しいのは遊ぶ場所が多いからだと思っているかもしれないが、私にとってはそうではない。本当にうれしいのは仕事の都合ではなく、自分の興味に従って時間を使えることだ」と述べた。
また、「私は二次元文化が好きだ。東京はこうした趣味を無限に拡張してくれる場所である。書店に入れば好きな作品に出会えるかもしれない。ショッピングモールを通りかかればイベントが開催されているかもしれない。駅には推しの広告が貼られていることもある。ただ街を歩いているだけで、次々と小さな驚きに出会える。イベントが準備される過程を見て、ファン同士が集まる光景を見る。1つの作品が多くの人に愛されている様子を見て、共通の趣味によって人々がつながる様子を見る。すると、自分が世界をただ眺めているのではなく、世界の一部として参加しているように感じられるのである」とした。
さらに、「以前の私は、東京へ行くことは現実逃避だと思っていた。しかし今では少し違うと感じている。本当の現実逃避とは、現実に戻った後、何に対しても向き合いたくなくなることだ。だが東京が私にもたらすのは、むしろ逆の感覚である。毎回帰国した後、私はかえって生活を頑張ろうと思える。もっと仕事を頑張って稼ぎたい。次の旅行の計画を立てたい。東京は逃避先というより、人生の充電ステーションのような存在だ。KPIや給料、家賃だけが人生ではないことを思い出させてくれる。まだ楽しみにできることがたくさんあると教えてくれるのである」とした。
その上で、「以前は自分が東京を好きなのは、そこに好きな人がいるからだと思っていた。しかしどうやらそうではなかった。この数年で声優から、配信者、バーチャルアイドルへと推しは変わり続けたが、東京が与えてくれる楽しさは変わらなかった。そして私が好きなのは特定の誰かではなく文化が生まれ、動いているその過程に参加することなのだと気付いた。ここでようやく私は5回同じ東京へ行ったのではなく、東京で5つの異なる人生の段階を経験したのだと理解した。東京はずっと同じ東京である。変わったのは私の方だ。だから見える景色も毎回違う」と述べた。
そして、「かつては東京そのものが私を幸せにしてくれていると思っていたが、今ではもっと正確な言い方ができる。東京は自分がどのように生きたいのかを見せてくれる場所なのだ。そして、その発見は5回訪れた程度では失われない。もし一言でまとめるなら、東京は単なる観光地ではなく、人生にはこんな生き方もあるのだと示してくれる場所。東京の街角に立つたび、私は『人生は、こんなふうに生きることもできるんだ』と強く感じる。その感覚だけで、私は何度でも東京へ向かいたくなるのである」と結んだ。
この投稿に中国のネットユーザーからは、「一度東京を訪れたら、一生東京に惹かれてしまう」「東京から帰るたびに『もっと頑張って稼ごう』と思う。十分にお金を貯めて、また文明世界を満喫しに行きたい」「部屋を借りて暮らしてみると、旅行とはまったく違う感覚だけど、その方が好き。私は20年暮らして働いているけど今でも楽しい」「行けば行くほど時間が足りないと感じる。新しく楽しい場所をどんどん発見してしまうから。今年はもう2回分の航空券を買ってある」と共感を示す声が寄せられた。(翻訳・編集/岩田)
