力強く投げ込む曽谷(撮影・金居みつよし)

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 「オリックス8−4ヤクルト」(10日、京セラドーム大阪)

 オリックス・曽谷龍平投手が五回まで一人の走者も出さない完全投球で、昨年5月18日・西武戦(ベルーナ)以来となる今季初完投。4勝目をマークした。

 「う〜ん、本当にそこが僕の詰めの甘さ。今日は勝ちましたけど、勝ち切れないというか、抑えてこそ本当の投手と思うので」

 プロ最多の125球を投げきったが、当の本人は苦虫の表情。大量6点リードで迎えた九回、オスナに不用意な2ランを浴びたからだった。

 初回から五回までは「ほぼ理想通りだった」とヤクルト打線を無安打無四球と手玉に取った。しかし、8点リードの六回に2失点。曽谷にすれば尻すぼみのような完投勝利に感じたのだろう。

 中継ぎ陣の疲労が目立つチーム事情で一人で投げ切ったことは大きいが、「先発が早い時期に降りている試合も多い。僕たち先発陣が長いイニングを投げないといけない」と主力投手の自覚を体現した。

 3カードぶりの勝ち越しを決めた岸田監督は「しっかりと意図のある投球ができていた」と曽谷を称賛。連敗を5で止めた前夜の劇的サヨナラ勝利に続き、チームは6月初の連勝で息を吹き返した。