83歳で水彩画をはじめ99歳で亡くなるまで大分県由布市湯布院町で創作活動を続けた東勝吉さんの作品展が4日から大分市で始まりました。

空に向かってのびる1本の大きなスギの木。独特の構図に加え濃い色合いが自然の力強さを感じさせます。

作品展「東勝吉由布を描く 描く歓び」

この作品を描いたのは東勝吉さん。

林業従事者だった東さんは由布市湯布院町の特別養護老人ホームで絵筆を握るようになります。その時、実に83歳。

以来、99歳で亡くなるまで実に100点余りの水彩画の作品を残しました。

そんな東さんの作品を集めた展覧会が4日から大分市の県立美術館で始まりました。会場には由布院の四季折々の風景画など65点が展示されています。

独学で描き続けた東さんの作品はその構図と色使いが高く評価されているといいます。

こちらの「川西から見た由布山」という作品は東さんの作風が見て取れる代表作の1つです。

東さんの作品「川西から見た由布山」

◆県立美術館学芸員渡辺俊夫さん
「画面の下半分に大胆に緑を配して奥の方に小さく由布山が見えるという構図。もともと林業従事者ということもあって緑に対する色、自然に対する色、感覚の繊細さが絵から垣間見えるように思える」

この作品展、「東勝吉由布を描く 描く歓び」は2026年8月31日まで大分市の県立美術館で開かれています。