昨夏は志願した移籍が叶わなかった前田。(C)Getty Images

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 あくまで結果論だ。しかし、シーズンの結末を見る限り、ヴォルフスブルクに移籍することなく、セルティックに残留したことは、前田大然の追い風となったのかもしれない。

 前田は昨夏、ヴォルフスブルクへの移籍に近づいた。のちにセルティックのマーティン・オニール監督が漏らしている。だが、代替要員を確保できなかったセルティックが放出を望まず、取引は実現しなかった。その後、日本代表FWの低調なパフォーマンスの原因がモチベーション低下にあるとの指摘が絶えなかったのは周知のとおりだ。

 シーズンを通じて批判を浴びてきた前田だが、タイトルが懸かる終盤戦になって復調。ゴールを量産し、リーグ戦での逆転優勝とスコティシュ・カップ優勝の国内二冠にチームを導いた。

 一方、ヴォルフスブルクは低迷し、ブンデスリーガを16位でフィニッシュ。さらに、パーダーボルンとの昇降格プレーオフに敗れ、30年ぶりの2部降格となった。
 
 対照的な結末だけに、セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は5月26日、「マエダは自分が幸運だったと思うべきだ。我が身のこととなっていたかもしれないのだから」と報じている

「マエダはプレミアリーグでのプレーを望んでいる。夏にどこかのチームから連絡があった場合、セルティックが認めるのか気になるところだ。ひとつ確かなのは、セルティックに残留し、ヴォルフスブルクでの混乱を避けたことが、彼のキャリアを救ったということだろう」

「財政面の困難からピッチ上の問題まで、ヴォルフスブルクは何もかもうまくいっていない。マエダが移籍していたら、どれだけインパクトを与えられていたのだろうか。ドイツ2部に降格なのだから、プレミアリーグでプレーするという夢も消えていただろう。だが、彼はさらに大きなセルティックのレジェンドとなった。グラスゴーに残って評価を高めたのだ」

 ラストスパートの活躍は、この夏こそ前田を新たな舞台へと導くのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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