【解説】伝統の黒鷲旗を目指して 高校相撲金沢大会まで2日 出場の注目校は…
髙槌 七海キャスター:
高校相撲金沢大会が、あさって24日に開催されます。ここからは実況を担当する市川さんとお伝えします。
市川 栞 キャスター:
よろしくお願いします。さあ、今年もこの季節がやってきました。参加校のボルテージも上がっています。
市川:
金沢市の石川県卯辰山相撲場で行われる高校相撲金沢大会は全国大会。ことしは63校が集います。石川県内からは11校。このうち七尾の田鶴浜は初出場となります。金沢大会の魅力といえば、この土俵の周り、360度をチアやブラスなどの大応援団が盛り上げるところです。
髙槌:
相撲の迫力はもちろん、すごかったんですけど、選手のお母さんに取材させていただきまして、その選手が勝った喜びで涙を流していたんですよ。それを見て自分もちょっと涙が出そうになっちゃって…
市川:
高校生ならではの熱い大会ですよね。
市川:
この大会は団体戦は3人1チームで戦いますが、去年の金沢大会の成績を見ていきましょう。強豪・鳥取城北が2連覇。石川県勢は金沢市立工業がベスト4に輝きました。
その金沢市立工業の今年のメンバーです。
市川:
1、2、3年生の3人で構成される、学年を超えて一致団結するメンバーたち。去年の先輩たちはインターハイ準優勝の実力者たちでしたが、大将の3年生・小林選手は「それもいいプレッシャーにして、自分たちの相撲で勝利したい」と話していました。
そして、中堅の2年生・中野匠毅選手は、身長168センチの100キロで大相撲の炎鵬関とほぼ同じ体格なんですね。ことしのメンバーは例年に比べて小兵で、炎鵬関の取り組みを見ながら立ち合いなどを研究しているそうです。
金沢市立工業 先鋒・齋藤 甲虎 選手(1年):
「後の2人が強いので、2人が(勝利を)とってくれるだろうと、思いっきりいきたい」
金沢市立工業 中堅・中野 匠毅 選手(2年):
「体が小さいので、できることを目いっぱい探しています」
金沢市立工業 大将・小林 力喜 選手(3年):
「憧れの舞台でもあったので、日本一目指します」
高槌:
笑顔だったり、選手の素顔が垣間見えましたね。
市川:
高校生らしいかわいらしさもありましたけれども、新チームになってから、ことし既に2つの大きな大会が行われています。その結果も見ていきましょう。
市川:
1月末には青森の弘前で、そして3月には高知で大会が行われて、弘前大会は埼玉栄が優勝。そして3月の高知大会は、鳥取城北が優勝ということになりました。
髙槌:
金沢学院がベスト4に入っていますね。
市川:
そうなんですよ。金沢学院も全国トップレベルで、この弘前大会で個人準優勝の2年生・中村颯斗選手が大将がいます。
金沢学院大附属 先鋒・大平 真輝 選手(2年):
「後の2人を鼓舞できるような相撲を取っていきたい」
金沢学院大附属 中堅・星 結仁 選手(3年):
「この金沢大会に出るのも学院に入っての一つの目標だったので、やるからにはしっかり結果を出していきたい」
金沢学院大附属 大将・中村 颯斗 選手(3年):
「団体、個人両方とも優勝できるように頑張ります」
市川:
3人に加えて、交代選手も1人登録できるのですが、金沢学院の控えには、今大会最も体重のある選手もいます。
市川:
なんと、ほぼ横綱・大の里と同じ体格です。
髙槌:
いつか交代で、出てくるかもしれないですか?
市川:
そして、去年2連覇でインターハイ王者の強豪・鳥取城北ですが、総監督が石川県能美市出身ということで、毎年、事前稽古を行っているんですが、22日から石川での稽古を始めました。
市川:
能美市で稽古を始めた強豪の鳥取城北です。日本一の選手がいたりと強豪なんですが、ここで大将を務めるのが金沢市出身の2年生、片桐恭晟選手です。中学時代には世界大会「白鵬杯」で準優勝するなど注目の選手で、去年、鳥取城北の門戸をたたきました。
鳥取城北(金沢市出身)・片桐 恭晟 選手(2年):
「地元離れて、またここに帰ってきて試合できるのはありがたいですし、緊張するんですけど、強い姿見せたいですね」
市川:
実は、この片桐選手。金沢学院の2年生大平選手と中村選手とは同じ中学校で、中3のときには全国大会で優勝した仲間たちなんです。
髙槌:
全中優勝メンバー同士の戦いも見られるかもしれませんね。
市川:
それぞれの場所で活躍する仲間たちが、こうしてまた地元でしのぎを削る姿、楽しみですね。
市川:
では、もう一度、新チームになってからの大会の結果を見てみましょう。上位の高校を見てみると、勝ち上がる学校は意外とバラバラです。
弘前で上位に位置していても高知では勝ち上がれなかったりと、高校相撲の関係者の方々も「どこが勝ちあがってくるかわからない」と話されています。今の大相撲も毎場所、誰が優勝するかわからず、そこが面白かったりしますが、高校生たちの戦いも全員にチャンスがあるともいえます。
髙槌:
石川県勢にも頑張ってほしいです。
市川:
石川県勢が11年ぶりに黒鷲旗を手にすることができるのか。
第110回高校相撲金沢大会は24日に行われ、テレビ金沢では12時45分からと16時35分から、熱戦の模様を生中継でお伝えします。
