【米中首脳会談】台湾問題とイラン情勢が議題に 米『台湾政策は変わらない』習主席『誤れば衝突も』と警告
日本時間のきょう(15日)正午前。
(記者)
「来ました来ました。アメリカの国旗と中国の国旗をつけたトランプ大統領が乗ったとみられる車がホテルを出て通過していきました。」
世界が注目する米中首脳会談。2日目のきょう(15日)は、昼食もとりながら少人数で行い、膝詰めでより踏み込んだ議論が行われたとみられています。
(アメリカ トランプ大統領)
「本当にありがとうございました。素晴らしい訪問でした。多くの良いことが実現したと思います。両国にとって素晴らしい貿易協定をいくつか締結できました。」
(中国 習近平 国家主席)
「私は中国政府と中国国民を代表してトランプ大統領とアメリカ代表団に対し熱烈な歓迎の意を表します。」
続いて登壇したトランプ大統領は。
(トランプ大統領)
「この素晴らしい歓迎をあらためて感謝申し上げます。そして、9月24日にあなたと夫人をホワイトハウスへご招待できることを光栄に思います。」
9月24日に習主席をワシントンのホワイトハウスに招待することを明らかにしました。
14日午前。多くの報道陣が見守るなか車から降りてきたトランプ大統領。習主席とお互いの目を見ながらかたい握手を交わしました。
トランプ大統領が中国を訪問するのはおよそ9年ぶりになります。その後行われた米中首脳会談。世界が注目するワケ、それは会談の焦点の1つでもある『台湾問題』です。
中国は『台湾問題』を米中関係における最も重要な問題だとしていて、台湾の独立について『反対』の立場です。一方、歴代のアメリカの大統領で中国が求めている『独立反対』を明言した人は誰もいなく、今回の会談で習主席はアメリカから『独立反対』を引き出したい思惑があるとみられています。もしトランプ大統領が明言した場合、台湾をめぐる力関係にも変化が起き、日本にも大きな影響が出る可能性も。
『台湾問題』について具体的な言及はあったのでしょうか。会談を終え、世界遺産の「天壇公園」を訪れた際には。
(記者)
「Q大統領、台湾について話しましたか?」
台湾に関する質問に答えることはありませんでした。
中国外務省によりますと、会談の中で習主席は、台湾問題に触れ、「うまく処理できれば両国関係は安定し、うまくいかなければ衝突する危険な状況になるだろう」などと強調したということです。
一方、ホワイトハウスの発表では、首脳会談において台湾に関する言及はありませんでした。
14日の会談後、ルビオ国務長官はNBCの取材に対し、アメリカによる台湾への武器の売却については、「主な議題にはならなかった」と説明し、台湾に関する政策は、「現在も変わっていない」と強調しました。台湾問題に大きな動きがみえない一方で、
焦点のひとつとなっていたイラン情勢に関しては15日トランプ大統領が新たに発言。その内容とは。
世界が注目する米中首脳会談。焦点のひとつとなっている「イラン情勢」について、きょう(15日)、トランプ大統領はカメラの前で言及しました。
(トランプ大統領)
「イランに対する私たちの考えは非常に似ています。私たちはイランの核兵器保有を終わらせたいと思っています。イランに核兵器を持たせたくありません。」
トランプ大統領はきのう(14日)の米中首脳会談後には、FOXニュースのインタビューで、習主席がイランに対し、軍事装備品を送らないと約束したと明らかにしました。
さらに、習主席がアメリカとイランによる合意の締結とホルムズ海峡の開放を望んでいると述べ、「何か役に立てることがあれば手伝いたい」と話したと明らかにしています。
さらに経済の面では、アメリカのボーイング製の航空機を中国が200機購入することで合意したということです。
中国での一連の日程を終えたトランプ大統領は、日本時間の午後3時すぎに、空港に到着。中国軍の兵士が並び大勢に見送られながら、大統領専用機「エアフォースワン」に乗り込み、帰国の途についてます。
<スタジオ解説>
(徳増アナウンサー)
昨日、今日と2日間にわたる米中首脳会談が終わりました。
トランプ大統領は、今日カメラの前でこのように話しました。
「素晴らしい訪問でした。多くの良いことが実現した両国にとって、素晴らしい貿易協定を結ぶことができた」と語っています。
森さん、今回のこのトランプ大統領の中国訪問、どんなところが気になりますか。
(前静岡県副知事 森 貴志さん)
内容はともかくといたしまして、世界が注目する、ある意味世界への覇権を握る2つの国が、そのトップがあったということで注目しているところです。
中国側からしてみますと、今や経済、軍事、テクノロジー、これらについて非常に充実した状態であって、いよいよ世界、アメリカに対応するのが中国であるという絶好のアピールの場面になったんじゃないかと、そんな印象があります。
(元衆議院議員 津川祥吾さん)
せっかくなので森さんに伺いたいのですが、外交というと政府、あるいは外務省が中心になってやりますが、地方外交とありますよね。静岡県も中国との独自のパイプを持っていて、川勝さんの時も熱心にされていましたが、あれはもともと石川知事の頃からあったということですか。
(前副知事 森さん)
そうですね。石川知事の頃から、まさに習近平、今の国家主席も、浙江省の党書記の頃から静岡県と交流がありまして、友好提携関係が非常に長く続いていると。
そういった意味で言えば、地方と地方とのつながりが、時には国と国とのつながりの重要な情報源になったり、新しい協定を結ぶ鍵になる場合もあるかもしれないと思います。
(津川さん)
習近平さんと静岡県のパイプみたいなのがあったりするんですか。
(前副知事 森さん)
パイプはないんですが、少なくとも習近平さん自身は、静岡県を認知しているはずです。
実際に石川元知事も、川勝前知事も、習近平さんに会っていますので、そういう認識は持っていると思います。
