【新華社南昌5月14日】中国江西省高安市にある中国送電大手、国家電網傘下の国網江西省電力贛北(同省北部)物資運営センターでは、若手エンジニアの范江鈴(はん・こうれい)さんがスマート立体倉庫の稼働状況を監視している。ここでは手作業による棚卸しや運搬は不要で、倉庫が空きスペースを自動認識し、ロボットが物資を自動搬送して棚に収納する。

 范さんは「倉庫には5280の保管スペースがあり、物資の自動搬入搬出が可能だ」と紹介した。范さんは省の電力網向け物資の供給調整を主な業務としている。省内各地は物資の需要に応じてオンラインで発注し、バックエンドのエンジニアが発注状況に基づいて配送を手配する。

 電力関連物資はこれまで、全国各地のサプライヤーが直接配送を担ってきたが、品質管理の徹底が難しく、配送リードタイムの把握も困難だった。こうした課題に直面した国網江西省電力は、物資運営センターを省の北部と南部にそれぞれ1カ所建設し、サプライチェーンマネジメント(SCM)システムを導入した。これにより、電力物資の大量一括調達コストが削減され、供給効率もより向上した。

 新モデルは従来までの配送方式と比べ、物資配送の平均リードタイムが7日から2日に短縮され、物流コストも約35%削減された。(記者/郭傑文)