西塚洸騎乗でNHKマイルC制覇を目指すギリーズボール

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 「NHKマイルC・G1」(10日、東京)

 今年でデビュー5年目を迎える西塚洸二騎手(22)=栗東・フリー=がG1初勝利へ気合十分だ。コンビを組むのは牝馬のギリーズボール。前走フィリーズRで初めて騎乗し、鮮やかに差し切って制覇した。相性抜群の相棒と臨む3歳マイル王決定戦。人馬ともに初のG1タイトル奪取へ、若い力を爆発させる。

 デビューから5年目。もう単なる“若手”という言葉では片付けられない位置にいる。昨年の秋華賞以来2回目のG1挑戦となる西塚。府中のマイルで大仕事を成し遂げるべく、コンビを組むのがフィリーズR覇者ギリーズボールだ。

 昨夏頃から確実に騎乗の幅を広げてきた。それまでの積極策だけでなく、馬のリズムを優先し、勝負どころで一気にギアを上げる騎乗スタイル。これがギリーズボールと相性バッチリだ。今回が前走に続いて2度目の騎乗。感触を確かめるべく美浦トレセンに訪れ、またがった6日の最終リハは美浦Wで3頭併せ。内から強めにうながすと、鋭い反応で6F82秒8−36秒8−11秒1をマーク。桜花賞をパスしたことによって馬体が成長し、迫力が増していた。

 追い切りを終え、「軽さがあるし、元気いっぱいでした。この馬なりに落ち着いていました」と好感触。そして「すごく芯がしっかりしていて、体幹の強さがあるのが強みです」と力強くアピールした。

 人馬ともに勝てばG1初制覇。若手騎手は一つ勝つことによって景色が変わるというが、ギリーズボール自身も世代マイル王の称号を得られれば明るい未来が待っている。「どうしてもゲートが遅いですし、急に先行できることはないので前走と同じようなイメージでいきます」と力を込めた西塚。府中の長い直線で自慢の末脚を存分に発揮し、栄冠をつかみ取る。