中村倫也が『風、薫る』に出演。りんと直美が出会う患者役。「<社会全体の利益>という視点をもたらす存在」
放送中の連続テレビ小説『風、薫る』(総合、月曜〜土曜午前8時ほか)。見上愛さんと上坂樹里さんのダブル主演で、明治期に看護師という職業の確立に貢献した大関和さんと鈴木雅さんをモチーフにしたバディドラマ。NHKは5月1日、新たな出演者を発表した。
りんと直美が新潟で出会う患者・柳生藤次を中村倫也さんが演じる。柳生は、後にりんと直美の大きな壁となる存在だという。中村さんは、連続テレビ小説は『風のハルカ』『半分、青い。』『ブギウギ』に出演。
連続テレビ小説114作目となる『風、薫る』は、見上さん演じる一ノ瀬りんと、上坂さん演じる大家直美の2人が、患者や医師との向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがては“最強のバディー”になっていく物語。
『風、薫る』出演決定にあたり、中村さんがコメントを発表した。
出演への想い
あの頃。「医療従事者に感謝を」という言葉が日本中で溢れていました。
あれから。いつか彼ら、彼女らの奮闘を描く物語に参加することができたら。たくさんの「ありがとう」を感じられる作品に出会えたら。そんな想いから、今作への出演を決意しました。
演じる柳生という男は、「社会全体の利益」という視点をもたらす存在だと聞いています。
共に「社会」というものを、もう一度見つめ直すきっかけになれれば嬉しく思います。
原案は…
ドラマの原案となるのは、田中ひかるさん著書の『明治のナイチンゲール 大関和物語』(中央公論新社刊)。
同書によれば、女性は専業主婦が当たり前だった明治時代当時、病人の世話をする看護師という仕事はそもそも職業として扱われておらず、命を引き換えにお金を得る、嫌厭される対象とみなされていた、という。
そんな中、りんのモチーフとなる大関和は、シングルマザーとして東京に上京し、専門的な知識を身に付けた看護婦(看護師)になることを決意。コレラや赤痢などの伝染病で命を落とす人が後を絶たない当時、看護婦養成所の1期生として入学し、卒業後は帝国大学医科大学第一医院でトレインドナースになる。
一方、看護婦養成所にて、大関和と同じ1期生でシングルマザーだった鈴木雅。日本で初めてとなる個人経営の派出看護婦会を設立すると、看護師が病院や病院人のいる家庭へ訪問する体制を整えた。
そこに大関和も加わり、日清戦争後にかけてその規模は拡大。2人は防疫活動でも大きな成果を残し、<看護師>という職業の確立に大きく貢献したとされます。
