芋生悠、足立英ら出演 木村聡志監督『バカンスは始まったばかり』6月19日公開決定
木村聡志監督の新作映画『バカンスは始まったばかり』が、6月19日より新宿武蔵野館ほかで全国順次公開されることが決定した。
参考:『ばけばけ』で再確認する芋生悠の実力 『ソワレ』など名演を堪能できる必見の3作
本作は、『違う惑星の変な恋人』が第36回東京国際映画祭アジアの未来部門へ正式出品、『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』が第20回大阪アジアン映画祭コンペティション部門に選出された木村監督の最新作。2人ずつフレームインする“1:1”の場面を作り、様々な組み合わせの連鎖で物語を展開させながら、フランス映画の定番ジャンル“バカンス映画”に挑戦した。木村監督は「なんてことのないシーンの連続がいつしか多幸感に包まれる瞬間を是非劇場で体験してください」とメッセージを寄ている。
キャストには、芋生悠、足立英、新帆ゆき、山口雄大らが集結。芋生は本作について「滑稽で、でもどこか憎めない。気づけば、愛おしくなる映画です」と語っている。
夏の始まり。3年連れ添った春樹(五十嵐諒)と離婚したばかりの優香(芋生悠)は親友の詩菜(新帆ゆき)とその恋人の太宰(足立英)と共に、とある海辺の町へとバカンスに訪れた。そこで、かつて恋仲にあった太宰と久しぶりに再会した優香は徐々に太宰への想いが再燃していく。一方、詩菜は海辺の町で暮らす詩人の天馬(山口雄大)に惹かれていて……。
あわせて公開された予告編には、1:1のさまざまな組み合わせでの「好き」という感情が捉えられ、すれ違いながら関係性が動いている様子が描かれている。
また、劇作家・監督の山内ケンジ監督からの応援コメントも到着した。
コメント木村聡志(監督・脚本)この映画に流れている穏やかな時間や刹那的な生き方がとても好きです。そもそも映画とは時間のことだと思っています。これは映画を撮り始めてから一貫して考えてることで、自分が映画を作る上での指針となっている考え方です。そういった意味で極めて正当に映画と向き合って出来上がった作品です。なんてことのないシーンの連続がいつしか多幸感に包まれる瞬間を是非劇場で体験してください。
芋生悠都会の喧騒から離れ、海の音を聴きながら、撮影していました。美味しいご飯とワインと詩。バカンスのような日々の中で、人は少しだけ動物的になって、衝動のままに誰かに惚れてみたり、すれ違ったりします。必要とされたい思いは、ふと、可笑しな出来事につながることもあります。滑稽で、でもどこか憎めない。気づけば、愛おしくなる映画です。ぜひ劇場でご覧いただけたら嬉しいです。
足立英2025年初夏の撮影はまさにバカンスな日々でした。開放的な海辺で、撮って、食べて、食べて、寝て、撮って……。私たちが四六時中バカンスの中にいるので、当然、登場人物達も皆そのままに、いきいきと物語を生きています。素晴らしい環境で撮影させていただきました。バカンス(撮影)の日々から早や1年、今でも私たちは何故か割とマメに集っています。きっと心身があの日々を求めているんだと思う。かけがえのない仲間を得ました。あゝバカンス文化よ、もっと広まってほしい。劇場を出たあなたにも、バカンスが始まりますように。
新帆ゆき昔、眠れない夏の夜にだらだらと画面に流していた海辺の会話劇は大体恋愛のことを話していて、とても大人な映画だな、と思ったことがあります。恋人と別れ、海へ向かい、また様々な恋愛に耽っては何を成し得る気もしない、ただただ休暇をするばかりの『バカンスは始まったばかり』。本作に参加して、あゝ私もあの頃見ていた大人の会話をするようになったのだなと、感慨深くなりました。人と人がいて、話をしていて、嘘にしか思えないことがあれば的を射ているようにも聞こえたりして、なんだかこっちではああだし、なにやらそっちではそうらしく......一歩引いたところから人間模様を観測するような面白味を帯びた作品になっていると思います。それは私が映画館で観ていた木村監督作品の世界の持つ空気の特有さでもあって、私も詩菜としてそこに棲むひとりになったのだということが嬉しいです。ワインを嗜み、詩を学び、持て余した暇を色沙汰と紛らす、彼ら彼女らのひと夏を、あれあれと一緒に可笑しんでもらえたらと思います。
山口雄大木村監督作品は日常的だけどユーモラスで恋なんかしちゃったりして、さらに今作ではバカンスしちゃいます。海辺の街での撮影はのんびりしていて、そうすると自分の欲求にちゃんと向き合う贅沢な時間もあって、まさにバカンスであり木村監督節でした。そんなKCU(木村聡志シネマティックユニバース)の新作を夏に観てバカンスムードを感じていただきたいです。
山内ケンジ(劇作家・映画監督)応援コメントついに木村聡志のバカンス映画だ!面白くないわけないだろうと思って観たら更に面白かったことを強調します。もちろん恋愛しかしていないが、今までよりも大胆、開放、キスの回数もいつもよりバカンス!海、風、会話、そして、注文されないトッピング。エンディングでにんまりしない観客はいないだろう。(文=リアルサウンド編集部)
