au、SNSに色覚検査のような画像を投稿 学校では2003年以降、項目から削除
14日、auの公式X(旧Twitter)が「この中の文字は何でしょうか??」などと、画像付きで投稿。使用した画像が色覚検査に使用するものに似ていたことから、批判が殺到。公式が謝罪する事態となった。
問題となったのは、7時頃に行った投稿だ。14日のオレンジの日にちなんで、ドット柄の中にauのロゴが入った画像を投稿。この画像が色覚検査に使用する画像と似ていたため、批判が相次いだ。日本人では男性の20人に1人、女性では500人に1人の割合で色覚異常の人がいるとされている。auの行った投稿は色覚異常の人には分かりにくい内容となっていることから、「配慮に欠ける」などと指摘されていた。
指摘を受け、auは約2時間後にXを更新。「今朝、本アカウントから投稿した内容に配慮に欠ける投稿があり、削除いたしました。配慮が不足していたことをお詫(わ)びします」と謝罪した。
色覚検査は、2003年に学校で行われる健康診断の必須項目から削除された。理由は児童や生徒が色覚検査や色覚に関する問題で差別されたり、不利益を被ったりするといったケースが社会問題となったためだ。
だが、その後に新たなトラブルが続出した。自身が色覚異常であることを知らずに育ち、警察官や電車の運転士などになる直前に判明。夢を諦めるしかなくなったという問題が浮き彫りになったのだ。このような事態を防ぐために、必須ではない現在も、多くの眼科医などが受診を推奨している。
広告が問題になったことも
auをめぐっては、過去に広告が問題となったケースが複数ある。2013年に、「LTE」の広告でiPhoneの対応エリアを実際よりも広く表示。景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、消費者庁が再発防止などを求める措置命令を出した。
また、2019年には、携帯端末代金を「最大半額」にするとうたった広告に対し、消費者庁が注意喚起。auはデジタル広告や放映中だったテレビCMを停止し、プランを見直すこととなった。
今回の広告で批判が殺到する一方で、「色弱の俺は何とも思いませんよ」「この投稿が炎上する日本厳しいって」といったコメントも多い。ただ、不快になった人が一定数いるのも事実だ。広告を配信する際は、十分な注意が必要な時代となった。
