KKT熊本県民テレビ

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8日に発表された、熊本県内の最新レギュラーガソリン価格は1リットルあたり174.5円と、ピーク時からは落ち着いたものの、依然高い状況が続いています。

軽油の価格は、1リットルあたり163円。1か月前から20円以上も値上がりしています。

中東情勢の混乱が長引き、まだまだ先が見えない状況の中、離島の交通機関にも影響が出ています。

天草市の港にやってきたのは、天草や水俣周辺の海で海上タクシー「清丸」を営む浜崎好宏さんです。

12人乗りの船は、1週間でおよそ1000リットルの軽油を使いますが、浜崎さんが暮らす天草市御所浦町などの離島では、現在1リットルあたり184円に高騰。

4月から、1路線あたり1000円の値上げを余儀なくされたといいます。棚底港・大道港・宮田港~御所浦港4000円→5000円(税込)

浜崎さんは、「燃料代が3月と比べ1.5倍。これ以上、値上げしたら町民が困る。行政も大変だけどちょっとは気にかけてもらえれば。」と胸の内を語ります。

一方、熊本市内では…

■吉田佳記者リポート「季節の変わり目に長袖から半袖へ。この時期多くの冬物が持ち込まれるというクリーニング店でも、原油価格の影響を受けているそうです。」

多い日で1日に200着近く持ち込まれるというクリーニング店。

お湯を使う大型の洗濯機や、蒸気で服のしわをのばす機械など、多くの設備でボイラーの熱が必要です。

洗濯工房ラスカルの吉瀬史康社長は、「(ボイラーの燃料代は)月20万円を超えることが多い。スケジュール的にも値上がりが決まっています。その後も次々値上げが続いていくと思います。」と話します。

服を包むビニールやハンガー、洗濯用の薬品などあらゆるものが石油製で、仕入れ価格の高騰や、流通の停滞に困惑しているといいます。

さらに人件費も上がったため、4月からは一部値上げに踏み切りました。ワイシャツ230円→253円(税込)

それでも、洗剤やボイラー費など費用の2割程度は原油価格に左右されやすいため、高騰が続けばさらなる値上げの可能性もあるということです。

そして、生活に欠かせない「お風呂」にも影響が出ています。

五木村の温泉施設「五木温泉 夢唄」では、お湯を沸かすボイラー用の重油がなくなり、8日から臨時休館となりました。

 「夢唄」は、地域住民が1日に60人ほど使う温泉施設です。

最後の重油の入荷は2週間前で、その後、時短営業をしていましたが、8日に重油が切れ、今後の見通しは立っていないということです。