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 ◇セ・リーグ 広島2―1阪神(2026年4月5日 マツダスタジアム)

 広島のエレフリス・モンテロ内野手(27)が、5日の阪神戦(マツダ)で来日2年目で初のサヨナラ本塁打を放った。1―1の9回1死から阪神・桐敷の直球を左翼席上段へ運ぶ今季2号ソロ。値千金の一撃で、チームの連敗を「4」で止め、昨季から続いていた同戦の連敗も「8」で止まった。

 モンテロのひと振りで本拠地に大歓声を呼び込んだ。桐敷の149キロを強振。高々と上がった飛球が左翼席上段に消えると、一瞬にしてスタンドは歓喜に包まれた。

 「打った瞬間、ホームランだと思った。サイコーデース」

 今季初のお立ち台でも喜びを爆発させた。8回に同点に追い付かれて嫌な雰囲気が漂う中、M砲のキラーぶりがさく裂した。左腕・桐敷とは3日のカード初戦でも対戦。8回先頭で、この日と同じ直球を捉えてチームの今季1号を放っていた。中1日で今季2度目の対戦。「甘い球を狙っていた。一発を狙って、思い切ってスイングしようと思っていた」と思惑通りの打撃に充実感を漂わせた。

 「いろんなことが勉強だと思ってやっている。コーチから言われたこともトライしてみる。すぐにはできないけど、いつかは結果が出ると思ってやっている」

 勤勉な姿勢が成果につながった。オープン戦は打率・194。今季は開幕から3試合ベンチスタートとなった。だが、メジャー通算21本塁打の大砲は逆境に耐えた。来日2年目でも現実を受け入れ、開幕後は全体練習中から個別で特訓に励み、ブルペンで打ち込みを敢行。新井良太打撃コーチの指導を仰ぎ、意識付けの改善を図ってきた。従来の目付けの位置を変えて、中堅方向への打撃を心がけたことで、持ち味の長打力が戻ってきた。

 新井監督も「開幕スタメンじゃない中で、日頃の練習も一生懸命やっている。どこかで出したいと思っていた。彼の長打力は魅力。いいスイングができていた」と評価した。

 モンテロの一発で負の連鎖に終止符を打った。チームの連敗は「4」で止まり、昨年8月13日から続いていた阪神戦の連敗も「8」で止まった。「何とか連敗を止めようと思ったので良かった。来週も勝ち続けられるように頑張りたい」とモンテロ。チームも、助っ人の逆襲も、ここから始まる。 (長谷川 凡記)