パリ五輪バスケ女子代表監督の恩塚亨氏、母校で講演会 大分・中津南高「わくわくできる目標を」


2024年パリ五輪のバスケットボール女子日本代表監督を務め、現在東京医療保健大女子バスケットボール部を率いる恩塚亨監督(46)=大分県中津市出身=が、母校の中津南高で生徒約400人に講演した。進路講演会の講師として登壇した恩塚監督は「毎日わくわくできる目標を立てて、達成に向けて最大の効果を生む方法を考えて積み上げて」と呼びかけた。
恩塚監督は、筑波大を卒業して関東の進学高校の教員となった後、06年に東京医療保健大で女子バスケットボール部を立ち上げた。17年に全日本大学選手権を初制覇。5連覇を成し遂げ、21年に代表監督に就任した。24年に同大監督に復帰。昨年の選手権で日本一に返り咲いた。
進路講演会は2月26日に開かれた。恩塚監督は自身の過去を振り返り、中学時代は中津市内4チーム中3位、筑波大時代は補欠、高校の指導者としても県大会1回戦で大敗したことを紹介。「自分なんて田舎者だし、進学校のコーチだし、と差し引いた考え方をしているとその通りの結果しか出なかった」。男子米国代表チームのコーチを務めた指導者に会いに行くなど、「超一流と接して」(恩塚監督)考え方を変えていった自身の成長を顧みた。
「『自分はイケてる』と思い込み、『こうなりたい』という思いで頭の中をいっぱいにすると毎日わくわくできるようになる」と語りかけた。生徒会の篠田圭佑会長は「積極的に行動を起こすことが人生を変えるために必要だと学べました。自分自身を変えてみたい」と話した。
今回の進路講演会は、県や県内の市町村などで構成する県スポーツ合宿誘致推進協議会の事業の一環。県と中津市が、東京医療保健大女子バスケットボール部を誘致した。講演会終了後、恩塚監督は女子バスケットボール部員とともに、同高バスケットボール部を指導。合宿は3月4日まで行われ、他校の指導も実施し、交流を深めた。
(山根崇)