ドジャースが目指す理想の球団像は――米識者が指摘した国際化を促進させた大谷翔平の“使い方”「狙い通りの価値を生んでいる」

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ドジャースで異彩を放つ大谷(C)Getty Images

 ドジャースのグローバル化が止まらない。去る3月18日には、日本を代表するグローバル衣料ブランド「ユニクロ」とパートナーシップ契約を締結。本拠地ドジャースタジアムのグラウンド部分の権利を売り、名称に企業名が入る予定となった。

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 詳細こそ明らかにされていないが、ユニクロは球団のトップスポンサーとして、独占的なマーケティングやプロモーション活動の機会も提供されるという。契約の規模も含めて画期的なブランディングと言えよう。

 近年、複数の日本企業を含めた大手とのスポンサー契約を締結し、球団の収益を拡大させているドジャース。その革新的な手法は、スポーツビジネスを熟知する識者も目を丸くする。ロサンゼルスの地元局『KTLA』に出演した弁護士で、スポーツエージェントも生業としているジェフリー・レンコフ氏は「かなり大きな出来事だ。ドジャースが将来的に世界的なブランドになることを目指しているのがよくわかる」と力説。今回のような契約を生み出す“火付け役”として、やはり日本の偉才の名を挙げた。

「いまや、ドジャースはレアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッド、そしてレイカーズのような存在に近い。彼らはそういう球団を目指しているし、今回のような契約によって、その地位を確立させにきていると思う。その上でショウヘイ・オオタニは起爆剤になっている。正直に言って、彼ほどの力を持った選手はもう出てこないと思えてしまう」

 レンコフ氏は、大谷の持つ市場価値に目を向け、「日本に生まれた彼は、いろんな市場にアピールできる」と断言。さらに「このビジネスにはやはりスーパースターが必要で、そのスターと一緒にブランドを確立させる必要がある。ドジャースはそれを理解した上で、あれだけの契約をしているんだ」と熱弁を振るった。

「今のオオタニはフィールド上では期待以上の働きをしていると思う。そして、同時にフィールド外でも狙い通りの価値を生んでいる。米国と他の市場を繋ぐ、まさに“架け橋”のような存在で、ドジャースのブランドイメージを成長させている。

 かつてドジャースにはバレンズエラやコーファックスのような国際的なスターがいた。彼らは間違いなく球団のレジェンドだが、“世界的な影響力”ではオオタニには及ばない。グローバルな視点で見れば、オオタニは本当に世界現象のような存在だから」

 たった一人で、球界の市場を突き動かす大谷。その存在は、文字通り歴史的だと言っても過言ではないはずである。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]