Amazonも協力…地球に衝突する危険がある小惑星、ビーム照射で追い払え!
やってみる価値はありますぜ、ってやつ?
宇宙空間には数多くの小惑星や隕石が漂っています。そんな地球近傍小惑星(NEO)のなかには、ひょっとすると地球に衝突する恐れがあるものだって現れるかも。
Amazon創設者のジェフ・ベゾス氏が立ち上げた航空宇宙企業Blue Origin(ブルーオリジン)は、地球防衛のための「NEO Hunter」ミッションを準備中なのだそうですよ。
ビーム照射で追い払え!
Blue Originが、NASAのJPL(ジェット推進研究所)ならびにカリフォルニア工科大学(Caltech)と共同で進める NEO Hunterミッション。そのベースとなるのは、Blue Originが開発を進める大型輸送機、その名も「Blue Ring」です。
この輸送機には実に3,000kg以上のペイロードを搭載でき、宇宙空間で月や火星へ向かう際に経由する拠点としても機能するように整備されていくんだとか。
NEO Hunterミッションの第1段階では、地球に衝突する危険性がある小惑星が発見されると、Blue Ringから探査衛星を射出。
その小惑星の構造や密度、重量などの詳細データを入手した後、地球へ向かう軌道から逸らすためにイオンビーム(高密度な帯電粒子の集束ビーム)を連続照射。まずはこのビームのパワーで小惑星の向きを変え、地球衝突を回避できないか試みます。
最終手段、体当たりで押すんだよ!
もしも第1段階のミッションで衝突回避へ導くことができなかった場合、NEO Hunterは第2段階ミッション「Robust Kinetic Disruption」へ進むことになります。
これは2022年にNASAが実施した「DART」ミッションに似た手法。DARTでは、直径約160mの小惑星「ディモルフォス」に探査機を高速で体当たりさせ、その軌道を変えられることが実証されました。
NEO Hunterの第2段階ミッションでも、ターゲットとなる小惑星へ高速で探査機を突っ込ませ、まさに体当たりで進路変更を促します。
その際には付近に観測衛星「Slamcam」を待機させ、ミッションの一部始終を記録するほか、小惑星が地球へと向かう軌道から確実に逸れたかのチェックが実施されるとのこと。
まるでSF映画のような構想のNEO Hunter。小惑星衝突の危機が現実味を帯びたとき、人類はベゾス氏に深く感謝することになったりして〜。
Source: Blue Origin
