鹿児島読売テレビ

写真拡大

 生活や仕事の足として使われてきた50ccの原付バイクが31日で生産を終了します。県内の利用者からは「思い出が詰まった乗り物がなくなるのは寂しい」との声も聞かれました。

(記者)
 「乗りやすくて小回りがきく50ccの原付バイクが、31日で生産を終えます」

 県内でも通学や通勤、配達の足として市民の移動を支えてきた50ccの原付バイク。ガソリンをわずか数百円分入れるだけで遠くまで走れる手軽さが人気でした。

(50cc原付バイク利用者)
 「ちょっと寂しい。(原付バイクが)なくなると、価値もあがるので丁寧に整備して使っていく」

 どうして生産が終わってしまうのでしょうか?それは、11月から強化される排気ガス規制に適合させるのが難しいためです。国内のバイクメーカー各社が、環境規制の強化などに対応するため50ccクラスからの撤退を決めました。

(鹿児島市のバイク店・オートプラザ ウチ 店長)
 「50cc(原付バイク)は、通勤・通学で重要だが排気ガス規制の関係で、50㏄の排気量では、排気ガスの規制をクリアできない。新基準のオートバイ、125ccのエンジンをベースにしたものが、新たに発売される」

 新たに発売される125cc以下の新基準の原付バイクは制限速度が30キロ。2人乗りはできませんが、普通免許や原付免許でも運転することができます。ただし、2人乗りが出来る現在の125ccバイクは原付免許では運転できないので、注意が必要です。

(鹿児島市のバイク店・オートプラザ ウチ 店長)
 「勘違いされている方もけっこういるが、原付免許をお持ちの方で今、世の中に走り回っている125㏄のバイクは運転できない。あくまで新基準で出てきた原付125㏄の車両だけ運転できます」

 身近な移動手段として長く愛された50ccの原付バイク。今後はより環境性能の高い新基準の125cc以下のバイクや電動アシスト付き自転車などへの移行が進む見通しです。