[9.7 ルヴァン杯準々決勝第2戦 川崎F 3-2 浦和 U等々力]

 タイトル争いはリーグ戦のみとなった。浦和レッズは川崎フロンターレとの死闘に屈し、ルヴァン杯準々決勝敗退。GK西川周作は「この悔しさはリーグ戦にぶつけていかないといけない」と語った。

 2-3の死闘となったが、そのうち2失点はPKによるものだった。1失点目は前半15分、西川からのパスを受けたDFダニーロ・ボザは自陣内までプレスを仕掛けてきたMF脇坂泰斗に対応できず、脇坂を倒してPK献上。延長前半4分の3失点目はFW伊藤達哉のPA横への突破をMF関根貴大が倒してしまい、この試合2度目のPK献上となった。

 ミスは犯した選手だけでなく、多くの選手が関わっていった結果に起きる。二度のPK献上に、西川も間接的に関わっていた。一度目は自身がボザに出したパスがきっかけに。西川は「余裕があったので行けるかなと思ったが、少し彼もステップを踏んでいた。1歩2歩の世界だと思うが、そこが合わなかったところ、慌てさせてしまったところは僕の反省」と振り返る。

 二度目はPKの数プレー前。自陣PA内でパスを受けた西川はトラップが収まらず、その隙にプレスに遭ってボールを奪われていた。「少しボールが止まるような芝生の長さというところで、あのボールに対してトラップするのではなく、ワンタッチで蹴るべきだった」。その後は守備陣もすばやく陣形を整えていたが、味方のファウルでPK献上。西川は「どういう判断をしたらいいかというところをしっかりと考えながら、自分に何ができたかを整理していきたい」と省みた。

 8月末の天皇杯、そして今回のルヴァン杯を落とし、取れるタイトルはリーグ戦に絞られた。あと10試合を残し、浦和は首位と勝ち点7差の7位だ。

 少なくなった試合数を噛みしめながら、西川は「一試合一試合の緊張感、責任感というところで、より集中してやっていかなければならない」と語気を強める。「取り返しのつかないことになる前に。最後まで戦っていくことが大事だと思う」。持てる力すべてをリーグ戦に注ぎ、まずは上位浮上を目指していく。

(取材・文 石川祐介)