今夏にトッテナムに加入した高井。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 開幕初戦のゴラッソで、ますます獲得すべきだと確信したか。

 プレミアリーグの名門トッテナムが、レアル・ソシエダ久保建英に本腰を入れているようだ。

 スペインメディア『Fichajes』は8月18日、「トッテナムが久保獲得へ。レアル・ソシエダへ7000万ユーロのオファー」と見出しを打った記事を掲載。「この日本人選手は引き続きビッグクラブからの関心を集めており、行き先はロンドンになるかもしれない」と報じた。

「トーマス・フランクが率いるトッテナムは、移籍市場が閉まる前に最終的な決断を下そうとしており、その狙いは明らかだ。それは久保の獲得だ。レアル・ソシエダ所属の日本人サッカー選手は、ラ・リーガで最もダイナミックなウインガーの一人としての地位を確立しており、彼の名前はトッテナムの最優先事項となっている」

 同メディアは「攻撃ラインの強化の必要性はシーズン開幕当初から明らかだった。フランク監督は、チームにはセンス、ビジョン、そして最終局面での判断力を備えたウインガーが不足していると感じている。その意味で、久保はデンマーク人監督が求める選手像に完璧に合致している。左右両サイドでプレーできる能力を持つ久保は、トッテナムを大きく成長させる万能選手だ」と報道。スパーズにとってうってつけの選手だと紹介した。
 
 だが、移籍実現のハードルは低くないようだ。「移籍は容易なものではないだろう。サン・セバスティアン側は久保がチームのキープレーヤーの一人であることを十分に認識しており、彼を放出することはプロジェクトの重要な部分を失うことを意味する。そのため、レアル・ソシエダは、彼のスポーツ的価値と将来性の両方を反映した7000万ユーロ(120億円)未満の移籍は検討していない」と見立てている。

 そのうえで、「トーマス・フランク監督自身も久保の獲得にゴーサインを出したと報じられており、彼がプレミアリーグで決定的な存在になれると確信している。彼のドリブルスキル、スピード、そして狭いスペースで違いを生み出す能力は、監督がスパーズで目指すプレースタイルと合致している」と続けた。

「今のところ、すべてはトッテナムが7000万ユーロという高額な移籍金を支払えるかどうかにかかっている。多額の投資ではありますが、ロンドンのクラブは久保の獲得がチームの戦力強化につながるだけでなく、マーケティングと世界的な知名度向上という点でも大きなリターンをもたらすことを理解している」
 
 16日の今季初戦で初ゴールを決めた久保が退団する可能性が出てきても、ソシエダのファンは「冷静さを保っている」という。

レアル・ソシエダはトッテナムの関心が本物であることを知っているが、高額な契約解除金が、少なくとももう1シーズンは彼を引き留める障壁となると信じている。ファンは、久保がチャンピオンズリーグ出場に不可欠な存在だと考えている。この日本人ウインガーは、既に最高レベルでプレーできることを証明している」
 
 記事は「移籍市場が最終段階に差し掛かるなか、トッテナムはレアル・ソシエダの経済的要求に応じる意思があれば、久保建英の加入で大きな動きを見せる可能性がある」と締め括っている。

 久保の契約解除金は6000万ユーロだと見られているが、なぜそれ以上の移籍金が必要になるかは触れられていない。

 今夏に川崎フロンターレから加入した高井幸大に続いて、日本代表戦士を獲得するのか。今後の動きが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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