もはや“日本のライバル”と言えるのか。ここまで腰が引けたサウジアラビアは正直、拍子抜けだった。弱者の戦術を最後まで貫くとは…【W杯予選】
日本代表は3月25日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第8節で、サウジアラビア代表と埼玉スタジアム2002で対戦。スコアレスドローに終わった。
意外だったのが、相手の腰が引けた戦い方だった。日本が前節にワールドカップ出場を決めているのに対し、サウジアラビアは2位のオーストラリアと1ポイント差の3位。豪州が最下位の中国と相対するため(2−0で勝利)、首位を独走する森保ジャパンが相手とはいえ、サウジは勝点3を狙いにくると思っていた。
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だが、蓋を開けてみれば、序盤からリトリートして5−4−1ブロックを作り、前に出てこない。どこかで勝負をかけてくるかと思ったが90分間、ベタ引きしたままだった。
サウジはオーストラリアとのホームでの直接対決を残しているため、その一戦での逆転を狙い、日本から勝点1を奪えればいいと踏んだのだろう。そして狙い通り、1ポイントを持ち帰った。
その徹底ぶりはお見事だが、ここまで弱者の戦術を貫くのであれば、もはや“日本のライバル”とは言えないのではないか。
昨年10月に2−0で勝利し、ようやく負の歴史を塗り替えたものの、日本はそれまでワールドカップ予選のサウジとのアウェー戦は一度も勝っていなかった。何度も日本の前に立ちはだかってきた好敵手が、ここまで日本をリスペクトしてくるとは...。
裏を返せば、それだけ森保ジャパンとの力の差を感じているということなのだろう。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
