サンタを信じさせ続けた結果、、、「さすがに無理だよ(涙)」小3娘の【欲しいもの】に、動揺した話
「子どもにはいつまでもクリスマスに夢を持っていてほしい」
筆者の知人の由紀さん(仮名)はそう願っていました。
ですが、その願いが子どもをガッカリさせることになってしまったのです。
これは由紀さんから聞いた、クリスマスのエピソードです。
いつまでもクリスマスに夢を感じていてほしい
幼い頃の私にとってクリスマスは、両親が欲しいものを買ってくれる日でした。
両親の愛情を感じられる嬉しい日ではありましたが、私は自分の子どもには、クリスマスに夢を感じてほしいと思ったのです。
そのため娘の陽菜(仮名・9歳)に「サンタは本当にいるの?」と聞かれても「サンタはいるよ」と言い続けていました。
サンタクロースの存在をよりリアルにするために工夫もしました。
クリスマスには、私が筆跡を変えて書いた手紙をサンタクロースからの手紙として枕元に置き、陽菜がサンタクロース用に用意したクッキーとミルクを私が飲み干す。
そのかいあって、小学3年生になっても陽菜はサンタクロースの存在を信じていたのです。
それはサンタさんでもムリ!
クリスマスの前に、プレゼントは何が欲しいか陽菜に探りを入れました。
陽菜から返ってきた答えは「ゴールデンレトリバー」
犬が大好きな陽菜は、大型犬のゴールデンレトリバーと一緒に暮らすことが夢だったのです。
我が家はペット禁止のマンション。
叶えることが不可能な夢でした。
「サンタさんでも、それはムリだと思うよ」
私が動揺しながら答えると、
「サンタさんなら絶対に叶えてくれるよ。だってサンタさんは良い子の夢を叶えてくれるんだもん」と、陽菜は自信たっぷりに言うのです。
嬉しそうにクリスマスの日を指折り数える陽菜とは対照的に、私はどんどん憂鬱になっていきました。
陽菜の夢は叶えてあげたいですが、こればかりは叶えてあげられません。
クリスマスの朝には、陽菜の枕元に大きな犬のぬいぐるみを置いておきました。
そろそろ真実を話したほうが良いのかしら
ゴールデンレトリバーがいることを信じて疑わなかった陽菜の目に入ってきたのは、犬のぬいぐるみ。
「良い子にしていたのにサンタさんは夢を叶えてくれなかった」
と優菜はガッカリと肩を落としていました。
いつまでもサンタクロースの存在を信じていてほしい気持ちもありますが、それは親の都合かもしれません。そろそろ真実を伝えたほうが良いのか悩んでいます。
【体験者:30代・パート、回答時期:2024年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。