「サザンカ」SEKAI NO OWARI(セカイノオワリ)

『ピョンチャンオリンピック・パラリンピック』NHK放送テーマソング。歌詞の1番をFukase、2番をSaoriが手がけた。スポーツに打ち込んだ体験がなかったFukaseは歌詞を書く際に悩んだそうだが、「夢を追う人を応援する気持ちは、あらゆる分野に共通するものがあるのでは?」という旨の助言を母から受けて、イメージを掴めたのだという。“ここで諦めたら今までの自分が可哀想だと/君は泣いた”は、真剣に何かを追い求めた体験がある人の心に強く響くだろう。

「部活」神門(ごうど)

コロナ禍の学生の部活を描いている『カロリーメイト』のWebムービーシリーズから生まれた楽曲。学生たちへのインタビューを読んで制作と向き合ったラッパー・神門のポエトリーリーディングが激しく胸を打ってくる。“自分達には コロナのない中で過ごした学生時代がないのではない/コロナ禍で過ごした学生時代があるのだ”は、様々な制約を課された中で懸命に何かに打ち込んだ学生の想いそのもの。今まさに学生生活を送っている者たちへの力強いエールが伝わってくる。

「楓」スピッツ

1998年7月7日にリリースされた両A面シングル「楓/スピカ」の表題曲のひとつ。2017年に『午後の紅茶』のCM内で上白石萌歌が歌っていたのを記憶している人もいるだろう。何らかの事情によって別の道を歩くことになった“君”と過ごした日々を思い出している歌詞が印象的。リスナーそれぞれの解釈の形がありそうだが、寂しい気持ちを抱きながらも自分が選んだ道へと進む卒業の風景にも重なる。幅広い受け止め方ができるのも、愛され続けている理由だと思う。

「僕らまた(Us, again)」SG (ソギョン)

YouTubeやTikTokを中心に活動する、韓国人の父と日本人の母を持つシンガーソングライター・SG(ソギョン)。2021年4月にリリースされたこの曲は、若いリスナー層を中心として、卒業ソングの新定番としてのポジションを確立しつつある。学生からの「卒業式で歌いたい!」というリクエストに応えて、混声4部とピアノ伴奏の合唱用楽譜が公式YouTubeに無料公開されている。再会を約束し合いながら仲間とこの曲を合唱するのは、学生生活の素敵な思い出のひとつになること間違いなし。

「青春フォトグラフ」Little Glee Monster(リトルグリーモンスター)

2015年3月4日に両A面シングルの表題曲のひとつとしてリリースされた。モータウンサウンドのテイストを感じる躍動感、仄かな切なさを含むメロディが気持ちいい。Little Glee Monsterならではの美しい歌声のハーモニーも要注目。そして、写真をモチーフとしながら卒業式を迎えた時の心情を綴っている歌詞が、まっすぐに胸に迫って来る。“ありふれた 毎日は 全部 記念日だった”など、学生生活を終えようとしているリスナーが共感できる表現が満載だ。

「正解」RADWIMPS(ラッドウィンプス)

RADWIMPSと1000 人の18 歳世代が共演したNHKの番組『18祭』のために書き下ろされた曲。アルバム『ANTI ANTI GENERATION』には、「正解(18FES ver.)」が収録されている。正解を導き出すことをひたすら求められる学生時代を経て、正解が明確ではないことばかりの世の中へと飛び出していく若者の心情が歌われている。公式サイトで「オリジナル」「女声三部」「混声三部」の楽譜が無料ダウンロードできるので、卒業式で歌うこともおすすめしたい。