緑島を訪れる旅行者に貸し出されるカップ=台東県環境保護局提供

写真拡大

(台東中央社)東部・台東県の離島、緑島では今年1月から、ドリンクカップを貸し出す取り組みが行われている。その狙いはごみの減量だ。台東県政府環境保護局によれば、この取り組みの導入によって、これまでに7万個超の使い捨てごみが削減された計算になるという。

マリンアクティビティーが楽しめる緑島は観光地として知られ、多くの観光客が訪れる。島内で出されたごみは水路で台湾本島まで運ぶ必要があるが、北東の季節風の影響でフェリーが欠航しやすい影響もあり、ごみの処理には多額の費用がかかる。

ごみ処理の問題を軽減させようと、これまでには緑島の地元住民や観光客にごみ袋を配布し、移動のついでにごみを持ち出してもらう取り組みも行われてきた。

カップは緑島郷公所(役所)や南寮漁港など5カ所で貸し出し、返却は提携の宿泊施設や商店でも受け付ける。カップを借りるには公式ラインへの登録が必要で、登録すれば無料で利用できる。利用者は返却時には簡単に洗うだけでよく、返却後に業者によって徹底した洗浄や消毒などが行われた後、再び利用者に貸し出される。同様の取り組みは同じく離島の蘭嶼でも始まっている。

同局の広報を担当する馮素雲さんによれば、今年1月から今月20日までに延べ9315個のカップが貸し出された。1人当たり平均2日間使用すると計算すれば、使い捨てカップや蓋、ストロー、ドリンク用の袋など計約7万4520個分のごみが削減できたという。

馮さんは、今後はカップだけでなく、箸やスプーン、持ち帰り用容器などまで取り組みを拡大し、使い捨てごみのさらなる削減を図りたい考えを示した。

(盧太城/編集:名切千絵)