シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Iさん(大阪府・20代女性)

高校1年生のある日のこと。Iさんは自転車に乗って自宅から少し離れたカラオケに行った。

しかし、受付を済ませた後、急に気を失ってしまって......。

<Iさんの体験談>

高校1年生の時の話です。その日わたしは、家から離れたところにあるカラオケに行くことになりました。

自転車を30分ほど漕いでやっと到着したのですが、私はもともと息切れや動機を起こしやすく......。

受付を済ませたあたりでめまいを起こし、倒れてしまったのです。

「気がついた?」

目が覚めると、私は受付近くの部屋で寝かされていました。大学生くらいの男性が部屋に入ってきて

「気がついた? どこか痛い所はない?」

と尋ねてきました。聞けばその人はもともとこの部屋を使っていて、私が倒れ込む形で意識を失ったので、そのまま介抱してくれたそうです。

少しハッキリしてきた頭で周りを見ると、彼は自分のバッグを私の枕にしてくれていて、お店から借りたブランケットもかけてくれていました。

また、私は倒れる際に腕を打ったらしく、それに気づいた男性は

「腕に打ち身があるからそれで冷やしておいて」

と、袋にドリンクバーの氷を入れてハンカチで包んだものを手渡してくれました。

「あの男性がいなかったらと思うと...」

その人は店員さんに救急車を呼ぶよう頼んでくれて、救急隊の方々への状況説明などもほぼ全てやってくれていました。

他にも私の意識を保つために救急車が来るまでずっと話しかけてくださったり、あまりに手際が良いので、もしかしたら医療の知識がある方だったのかもしれません。

数分後には救急車が到着し、私は病院へ向かうことに。あの時はまだ覚醒しきっておらずろくに会話が出来なかったので、もっとしっかりお礼がしたかったです。

もしあの人がいなかったら、と思うと怖くなります。彼の目に留まるかは分かりませんが、改めてお礼がしたくて投稿しました。

あなたのおかげで本当に助かりました。ありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

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