イーロン・マスク氏は、2019年には「アメリカで最も革新的なリーダー」と評されたことも(写真・時事通信)

 ツイッター買収や「日本は消滅する」発言などで、世界中から注目を集めている実業家のイーロン・マスク氏に、今度はセクハラ疑惑が報じられている。

 5月20日、アメリカのビジネス系メディア「Insider」は、2016年にマスク氏がセクハラをおこなったと報じている。社用ジェット機の客室乗務員の女性に対し、同意なく性器を露出して太ももを触り、性的なマッサージを要求。女性が断ると、勤務シフトを減らされたという。

 女性が、マスク氏がCEOを務めるスペースX社に苦情を申し立てると、25万ドル(約3200万円)の退職金と引き換えに、訴訟を起こさないことなどで、2018年に合意したと報じている。

 マスク氏は、このセクハラ騒動に関し、ツイッターで「事実無根だ」と否定。さらに「私への攻撃は政治的な観点から見るべきだ」と主張した。これは、マスク氏が支持政党を民主党から共和党に切り替える意向を示していたことを受けての発言とみられる。

 セクハラしながら金で解決したような顛末が報じられたことで、マスク氏の対応に批判の声が寄せられている。その一方、SNSでは、独特な口説き文句に注目が集まった。

「マスク氏は、機内で女性を誘うとき、『エロティックなマッサージをしてくれたら馬を買ってやる』と言ったそうです。総資産27兆円という、世界一の大富豪ならではの口説き文句だと話題なのです」(海外ジャーナリスト)

 実際、SNSでは、マスク氏の「馬を買ってやる」発言に驚きの声が集まっている。

《馬をもらって喜ぶ人はいるのか。競走馬かそれともポニーか。私はいらないし、この話が事実としてもイーロンマスクはぶっ飛んでるな》

《きっと、その女性が馬がほしいって話をしてたんだよね?いきなり馬を贈る提案なんてしないよね?そこが気になる》

「マスク氏は否定しましたが、今回の報道が事実だとしたら、大問題です。実は、スペースX社は、元インターンの女性4人から、男性社員によるセクハラ被害を暴露されています。

 また、少なくとも1人のインターンが、同社の人事部門にセクハラを申し立てたとニューヨーク・タイムズが報じています。こうした問題が繰り返される現状に、大きな批判が集まってもおかしくありません」(同前)

 マスク氏は、今回の一件について、ウォーターゲート事件にならって「イーロンゲートという言葉を使うときが来た。なんてぴったり」と自画自賛している。はたしてその言葉は、余裕なのか焦りなのか――。