狂犬病は致死率の高い危険な病気だが、日本は世界でも数少ない「狂犬病清浄国」だ。中国メディアは、「日本ではどうして狂犬病が発生しないのか」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 狂犬病は致死率の高い危険な病気だが、日本は世界でも数少ない「狂犬病清浄国」だ。中国メディアの百家号は5日、「日本ではどうして狂犬病が発生しないのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本では「犬にも戸籍がある」と紹介した。これは日本には基本的に野良犬がおらず、また狂犬病予防法により飼い犬の登録が義務付けられていることを指している。そのおかげで犬の所有者が明確になり、狂犬病が万一発生した場合にも、迅速かつ的確に対応することが可能となっている。

 この狂犬病予防法のおかげで、日本は「狂犬病との戦いに勝った国」となることができたが、ここまでの道のりは容易ではなかったと言えるだろう。記事は、日本では飼い犬の「戸籍を取得する」ことに加えて、犬に毎年狂犬病の予防注射をすることも義務付けられていると伝えた。

 さらに、その際に受け取る鑑札と予防注射済票を、犬の首輪等に付けておくことも定められている。それがなければ所有者に対して20万円以下の罰金が科され、犬も捕獲・抑留の対象になってしまうという、非常に厳しい内容となっている。日本が「狂犬病との戦い」のためにいかに本気を出してきたかが感じられる。

 日本ではすっかり撲滅されたと言われる狂犬病だが、フィリピンやインドなどアジア各国では、今でも毎年大勢の人が感染している。中国でも狂犬病はまだ撲滅されておらず、命を落とす人は少なくない。日本は「狂犬病との戦いに勝利した」とはいえ、今後も予防を続けていく必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)