NTTドコモ、キャリアメール（docomo.ne.jp）を他社などに移行後も使えるサービス「ドコモメール持ち運び」を12月16日に提供開始！月額330円

docomoのキャリアメール持ち運びサービスが発表！1メールアドレス当たり月額330円

NTTドコモは15日、同社の携帯電話回線（「ahamo」除く）の契約がなくなった場合であっても「@docomo.ne.jp」ドメインのメールアドレス（いわゆる「キャリアメール」）を継続して利用できるサービス「ドコモメール持ち運び」を2021年12月16日（木）に提供開始すると発表しています。

これにより、料金プランをahamoへ変更しても「ドコモメール」のサービスとメールアドレスを継続して利用できるほか、他社の携帯電話サービスに移行後などで解約した場合もdocomo.ne.jpドメインのメールが利用可能となります。利用料は1メールアドレス当たり月額330円（金額はすべて税込）です。

申込受付はドコモショップ店頭およびオンラインサポート「My docomo」となっており、ahamoへの変更の場合はahamo公式Webサイトで行います。なお、ahamoへの変更の場合は変更と同時に申し込み、それ以外の他社への乗り換え（MNP）を含めた解約では解約後31日以内である必要があるとのこと。

Androidの場合には解約（MNP）ならIMAPで利用し、ahamoなら「ドコモメール」アプリまたはIMAPで利用し、iPhoneおよびiPadの場合には「iPhoneドコモメール利用設定」を行うことで標準搭載されている「メール」アプリまたはIMAPで利用します。

ドコモメール持ち運びサービスは菅義偉前総理大臣の意向によって総務省にて議論が進められたキャリアメールの持ち運び制度に対応したサービスで、総務省では今年6月には移動体通信事業者（MNO）の各社が年内に提供開始するよう指針を打ち出していました。

そうした中で今回、NTTドコモではドコモメール持ち運びサービスによって@docomo.ne.jpドメインのキャリアメールサービス「ドコモメール」についてNTTドコモの携帯電話回線契約の解約後も利用できるようになり、クラウドで保管されているメールデータもそのまま使えるようになります。

ただし、ドコモメール持ち運びではiモードメールやspモードメール、メッセージR、メッセージS、その他の赤外線通信やmicroSDカードなどの外部メモリーカードなどによりクラウドサーバーを経由せずに移行したデータ（ローカルデータ）は引継ぐことができないため、ローカルデータはあらかじめ自分で引き継ぎの対応を行う必要があるということです。

＜主な提供条件＞
○解約（MNP含む）の場合
・NTTドコモの携帯電話回線契約を解約後31日以内であること
・回線契約に基づいて発行したdアカウントのIDを持っていること
・回線契約名義が法人契約でないこと
・回線契約の新規申込から一定期間経過していること

○ahamoへのプラン変更の場合
・NTTドコモの携帯電話回線を契約中であること
・回線契約に基づいて発行したdアカウントのIDを持っていること
・回線契約名義が法人契約でないこと

※すでにahamoへのプラン変更をしている場合は利用できません。

またドコモメール持ち運びサービスにおいてはahamo契約者のみメッセージRとメッセージSに対応しており、NTTドコモの携帯電話回線契約を解約（MNP含む）した場合（以下、キャリアフリー）は利用（受信）できず、メールアドレスの変更もahamo契約者のみ対応しており、キャリアフリーの場合はメールアドレス変更は利用できないとのこと。

さらにキャリアフリーの場合は以下の一部サービスは利用できず、月額決済用カードで月額利用料の決済ができない状態となった場合（月額決済用カードの会員資格を喪失または月額決済用カードの利用にかかるクレジットカード会社との契約が終了した場合、月額決済用カードの利用が停止された場合、月額決済用カードの会員番号や有効期限に変更または更新があり、変更・更新手続が行われなかった場合など）にはドコモメール持ち運びサービスは自動的に終了し、契約終了後の再契約は不可となります。

・災害伝言板メール
・イマドコメッセージR
・タイマーメール

なお、シークレットコードを利用したメールアドレスは引継がれないほか、iモード（2in1）を契約している場合にはiモードメールアドレスのAアドレスが引継がれるため、必ず引継がれるアドレスについて確認を行い、必要に応じてアドレス入れ替えなどの操作を行うよう案内されています。その他、詳細な注意事項は同社の公式Webサイトをご確認ください。

記事執筆：memn0ck